問題社員の影響は他人事ではない
問題行動を繰り返す社員がいると、周囲の人はストレスを抱えます。
職場の雰囲気が悪くなるだけでなく、士気や生産性も下がりがちです。
「上司が何とかするだろう」と放置していると、さらに被害が広がってしまいます。
ときには、自分が理不尽な目に遭うこともあります。
本音を言わずに辞める前に
会社を辞める人は、辞める本当の理由は言いません。
「問題社員の行動が限界だった」というのが本音でも、
- トラブルを避けたい
辞める時に、わざわざ波風を立てるようなことを言いたくない - もう諦めた
結局、上司は何もしてくれなかった
という気持ちから、差しさわりのない理由で静かに辞めていきます。
ただ、それでは何も改善されないまま同じ問題が繰り返されます。
社員ができること
問題社員に悩まされているとき、自分一人で抱え込む必要はありません。
次のような行動を検討してみるのはいかがでしょうか。
- 上司や人事に事実を共有
「感情的な不満」ではなく、「どの行動がどのような問題を起こしているか」
を客観的に整理して相談します。 - 相談記録を残す
いつ、どのように相談したかを記録しておきます。
後々の対応や判断材料になります。 - 複数人で声を上げる
同じ被害や負担を感じている同僚がいる場合、
複数で相談するほうが事実として重視されやすいです。 - 社外の相談窓口を活用する
会社内で動きがない場合、労働相談や外部の専門家に
意見を求めることも検討します。
こうした行動は、「波風を立てる」と思われるかもしれませんが、
問題を職場全体で解決するための大切な一歩です。
まとめ
問題社員の放置は、働く人すべてにとってリスクがあります。
会社に期待するだけでなく、社員自身が行動を起こすことで、職場を守り、
働きやすい環境を自ら作ることができます。
「何も変わらない」とあきらめず、
できることから一つずつ取り組んでいただきたいなと思います。
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