20年前、社労士試験の受験生だった頃、通っていた資格学校の講師の方がこんな言葉をくれました。
「勉強しすぎて死ぬことはない」
その一言が、当時の私を突き動かしました。
「死ぬことはないなら、今だけ死ぬ気で頑張ろう」と。
結果、合格。開業後もその勢いのまま、ひたすら走り続けました。
でも、いつからか踏ん張りがきかなくなりました。
体も心も「ちょっと待って」とサインを出していたのだと思います。
(おそらく、更年期の入り口。誰にでも訪れる節目です。)
そこから、働き方を少しずつ見直しました。
・しっかり睡眠をとる
・ストレスを溜めない
・食事や運動に気を配る
頑張り方を変えることで、ようやく長く続けられる仕事スタイルが見えてきました。
受験生の頃は、自分のために頑張れた。
でも今は、「支えてくださるお客様のために、倒れない働き方をする」ことが最優先です。
どんなに仕事が重なっても、計画的に、メリハリをつけて、ひとつずつ丁寧に。
年齢とともに衰えるのは体力。
でも、自分を整えながら成果を出す力は、年齢とともに磨かれます。
これからも、身体と心のメンテナンスをしながら、続けられる働き方を模索していきたいと思います。
執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士・竹内由美子(中小企業の人と職場の課題をサポート)




