【A】好かれる必要はありません。でも、「信頼」は別です。
まずお伝えしたいのは、社長は、部下に好かれる必要はありません。
でも、信頼されていない状態は、離職や労務トラブルにつながりやすいです。
これは、社労士として現場を見てきた実感です。
【違い】「好かれる」と「信頼される」
「最近、部下が本音を言ってこない」
「前より、壁ができた気がする」
そう感じている社長さんは、実は少なくありません。
- 好かれる社長は、優しくて、話しやすくて、雰囲気がいい人。
- 信頼される社長は、約束を守り、筋が通っていて、逃げない人。
部下が距離を取るのは、「嫌いだから」ではなく、「話しても状況は変わらない」と思ったときです。
【理由】なぜ部下は距離を取るのか
- 話を最後まで聞いてもらえない
- 約束が守られない
- 感情で怒られる
- 意見を言うと否定される
こうした経験が積み重なると、人は本音を言わなくなります。
- 報告は最低限
- 相談はしない
- 退職の話は、別の人にする
【現場】信頼される社長の共通点
カリスマ性ではありません。
共通しているのは、
- 忙しい時は一緒に手を動かす
- 話を遮らず、最後まで聞く
- 約束を守る(できない時は説明する)
- 社員に関心を持っている
どれも難しいことではありません。
人として、どう向き合っているかです。
【誤解】完璧である必要はありません
口が悪い日もある。
忙しくて忘れることもある。
機嫌が悪い日もある。
それでも、
- 間違えたら謝る
- 感情ではなく理由を伝える
- 人を下に見ない
これができていれば、社員から完全に見放されることはありません。
【カギ】距離を縮める「素直さ」
現場で感じるのは、トラブルが多い社長ほど、謝るのが苦手ということです。
逆に、信頼される社長は、こんな一言がスラスラ言えます。
「さっきは言い方が悪かった」
「それは俺の判断ミスだった」
「教えてくれてありがとう」
あなたも、逆の立場であれば、このような人に信頼を寄せませんか?
完璧は不要。素直であることが、いちばんの近道です。
【まとめ】今日からできる3つのこと
部下との距離は、日々の接し方で決まります。
まずは、
- 最後まで話を聞く
- 小さな「ありがとう」を言う
- 間違えたら、言い訳せず認める
この3つだけでも、職場の空気は変わり始めます。
執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士・竹内由美子(中小企業の人と職場の課題をサポート)
※職場の状況によって、適切な対応は異なります。
もし、「これはうちの職場だけの問題なのか?」「どこから整理すればいいのか分からない」と感じた場合は、一度ご相談ください。




