離職率が高い会社に共通する、意外な盲点とは?
はじめに
「従業員とのトラブルが絶えない」
「従業員がすぐに辞める」
そんな会社の多くには、ある共通点があります。
それは、社長が従業員に感謝していないということです。
今回は、「感謝のない経営」が引き起こす社内崩壊の実態と、今日からできる改善のヒントをご紹介します。
感謝しない社長の特徴
感謝しない社長の特徴は、
- 従業員のミスには厳しいが、成果には無関心
- 「自分のおかげで会社が成り立っている」と思っている
- うまくいかないのは常に部下のせい
- 制度や環境を改善する気はなく、コストを理由に後回し
- 従業員を評価するより、責める言葉が多い
極端な場合、「給料払ってるんだから、やって当然」とまで思っているケースもあります。
事例
ある日、ストライキ直前の会社の社長から相談の電話がありました。
社長の一方的な話を聞いていて、私は思わずこう尋ねてしまいました。
「社長さんは、従業員に感謝していますか?」と。
すると、返ってきたのは、「はぁ? 感謝?」「なんで??」
どうやら、従業員に感謝するという発想自体がないようでした。
この瞬間、すべてが腑に落ちました。だから、トラブルが絶えないんだな、と。
感謝がないことで起こること
- ミスを恐れて報告・相談が減る
- 社員同士がギスギスする
- 成果を出しても報われず、やる気を失う
- 「この会社に長くいても成長できない」と思い、辞める
その結果、失われること
1. 従業員からの信頼
「大事にされていない」「尊重されていない」と感じた瞬間、信頼関係は崩れ始めます。
2. 定着率
優秀な人材ほど、「感謝のない環境」から早く去っていきます。
3. 生産性
感謝されない職場では、やらされ感が強く、結果として生産性が落ちます。
解決策:感謝の気持ちを伝える
感謝の気持ちを伝えるだけで、会社の空気は良くなります。
まずは、次のことをやってみましょう。
- 毎日1回、「ありがとう」と言う場面を作る
- 「助かったよ」と一言添える
- 月1回でも、社内ミーティングでみんなを称える
- 会議で「ありがとうの共有」を習慣化する
最後に:従業員が辞める前に社長ができること
従業員が辞める本当の理由は、
- 「大切にされていないと感じた」
- 「頑張っても評価されない」
- 「居場所がないと感じた」
そんな、小さな心の消耗の積み重ねです。
社長がほんの少し意識を変え、「ありがとう」と言葉にするだけで、従業員の心は変わり、会社も変わります。
経営改善の第一歩は、感謝を言葉にすることからです。
是非、やってみてください。
執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士・竹内由美子(中小企業の人と職場の課題をサポート)
「もしかしてうちの職場も当てはまるかも」と感じたらお気軽にご相談ください。





