退職する人の本音
仕事柄、退職する人と事務的な話をする機会がよくあります。
たとえば、
「健康保険の喪失証明書、雇用保険の離職票等はどうなりますか?
いつ頃届きますか?」 的な話です。
電話や対面などで、ほんの数分程度です。
そんなときに、
「どうして退職するんですか? 残念です」と聞いてみると、
ほとんどの人は「職場の人間関係」「上司」、
小さい組織ですと「社長」が原因と答えます。
私が聞いていた理由と異なること99%です。
これは事実です。
トップは、このことを正面から受け止めていただきたいです。
しかし、うすうすは「自分のパワハラ行為が原因かも?」
と気づいているような気がします。
でも、それを認めたくないので、
本人が言っていたうその退職理由を私に伝えるのでしょう。
対策
日頃から「人がいなくて困ってる」「入ってもすぐに退職してしまう」
と困っているのですから、
- これまでの自分の部下への対応はこれで良かったのか
- もしかして自分にもなにか原因があったのではないか
- どう改善していけばいいのだろうか(ここは社労士の役割)
と、まずは「自分に原因があるのでは?」と考えてほしいなと思います。
それが、人が辞めない組織になる第一歩です。
トップの考え方や行動が変わることで、人が定着し協力的な組織になるのであれば、
求人を出す料金に比べ、安くて価値があるのではないでしょうか。
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