結論
揉め事があったら必ず証拠を残しておきましょう。どこで役に立つかわかりません。
トラブル
社労士の仕事をしていると、とんでもない人によく出くわします。
たとえば、社長と揉めた末に、「こんな会社辞めてやる!」と自ら退職したのに、数か月後、お金に困ったからか、「解雇された。ついては、解雇予告手当●●円を支払ってください」と、一方的に請求書を送りつけてきたケースがありました。
退職届はもらっていませんでしたが、「勝手に辞めたくせに何を言っているんだ!」と無視していたら、今度は弁護士名で内容証明郵便を送りつけてきました。
この元社員は、揉めたときに会社の備品をめちゃくちゃに壊していき、社長さんはそれを写真に収めていました。
そこで、その写真とともに、「こっちが器物損壊、威力業務妨害で訴えるぞ」「他の社員も目撃していたので証言できるぞ」といった内容証明郵便を、その弁護士宛に送り返しました。
その後は、なんの音沙汰もありませんでした。
問題社員の影響
結果的には収まった形になりましたが、その元社員は、退職後も他の社員を路上で捕まえて脅したりしていたようで、それを聞いた社長さんのご家族は不安で眠れなかったようです。
また、その元社員は、もともと感情的になりやすい人で、普段からパワハラ的なことをしていたり、勝手に会社に泊まり込んだりもしていたようです。
トラブルに巻き込まれないために
このようなトラブルに巻き込まれないためには、
- 問題行動があった都度、注意指導し、その記録を残す
- 証拠を集めておく
- ことが起こったときは、ひるまずに対峙する
- 法的な措置もやむを得ないという覚悟を持つ
このような心構えが社長さんには必要だなと感じた出来事でした。
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