「任せる」と「丸投げ」はまったく違う
「部下を信頼して任せたつもりが、気づけば関係が悪化していた」
そんな経験、ありませんか?
実は、多くの上司が、「任せる」つもりで、 無意識に「丸投げ」をしてしまっています。
この2つ、似ているようで、まったく違います。
任せる=無関心ではありません。
上司が無関心だと、部下のモチベーションは確実に下がります。
部下は上司の「関心」を見ている
部下は最初はこう思います。
「信頼して任せてくれているんだ」と。
しかし、いざ仕事を進めようとしても、
- 上司は自分の仕事に夢中で話を聞いてくれない
- 相談しても「自分で考えてやれ」しか返ってこない
- 成果にしか関心がなく、プロセスは完全に放置
このような状況が続くと、部下の心は変わっていきます。
- 「利用されているだけなんだ」
- 「頑張っても評価されない」
- 「もう適当にやろう」
こ時点で、部下のやる気は大きく損なわれ、信頼関係も崩れていきます。
丸投げ上司がチームにもたらす悪影響
「任せたんだから勝手にやれ」は、上司の責任放棄に近い行動です。
その結果、以下のような問題が職場に発生します。
- チームの空気が悪くなる
- 若手が成長しない
- 離職者が増える
- 上司への不信感が広がる
- 仕事の質が落ちる
「仕事を振る」ことと、「育てる」ことはまったく違います。
チームの生産性や人材定着率にも大きな影響を与えるところです。
信頼される上司になるには
上司が部下に仕事を任せるときにやるべきことは、
- 定期的に進捗を確認する(「今どんな感じ?」と聞くだけでもOK)
- 結果だけでなく、途中の努力や判断にも関心を持つ
- ミスを責めるのではなく、気づきを与える
- 成果に対してきちんとフィードバックをする
こういった「関心」と「見守り」という対応をするだけで、部下は「ちゃんと見てくれている」「相談していいんだ」と思えるようになります。
任せる=一緒に育つ姿勢を見せること
その姿勢が、部下に伝わった瞬間、 「この上司についていこう」と思ってもらえます。
まとめ:人を育てる上司がチームを強くする
「任せる」ことは、人を育てる上で欠かせない力です。
ただし、「丸投げ」になってしまうと逆効果です。
忙しい中でも、少しでいいので部下を気にかけます。
そのひと言、そのリアクションが、部下のやる気と信頼につながります。
人が育てば、チームは強くなります。
そして、そのチームの成果が、最終的に上司であるあなた自身の評価にも返ってきます。
執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士・竹内由美子(中小企業の人と職場の課題をサポート)
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