上司の方々は、部下に対して、常に次のような不満をお持ちです。
- 注意しても同じミスばかり繰り返す。
- 改善できない、改善しようともしない
過去のブログで、「ミスを責めるのではなく、ミスをしない仕組みを作る」という記事を書きましたが、今回はミスをする部下本人に焦点を当てて考えてみたいと思います。
1.基本的な正しい知識の欠如
ミスを繰り返すあなたの部下は、そもそも「何が正しくて、何が間違っているのか」を理解していないのかもしれません。
それは、その業務についての基本的な正しい知識がないからではないでしょうか。
知識がないと、何が正しくて何が間違っているのかの境い目があいまいになるので、また同じミスをしてしまいます。
余談ですが、
社労士試験には、正解に似せたひっかけの選択肢があちらこちらに張り巡らされています。
試験に合格するためには、「この肢は×だ、〇だ」だけでなく、「なぜ×なのか、なぜ〇なのか」とその理由も含めて頭に叩き込む必要があります。
中途半端な知識だと、簡単に引っ掛かって不合格になります。
これは、どの勉強であっても同じだと思います。
このような方法で部下を育成すれば、部下のミス、特に決定的なミスは減るようになります。
2.さらに問題解決力を育む
知識が正しくインプットされたら、次は部下の問題解決力を育むために、自分で考えさせながら、どんどん仕事をしてもらいます。
トライアンドエラーの繰返しで問題解決力が育まれます。
「知識」に「経験」がプラスされて「知恵」になり、いつの間にかさまざまな問題を解決できるようになっています。
上司の方には、その間、温かく見守り、叱咤激励していただけたらと思います。
最後に
それでもミスが繰返される場合もあります。
その場合は、別の対応がありますのでご相談いただければと思います。
コメント