【退職するあなたへ】離職票がマイナポータルで受け取れます!郵送待ち時間ゼロのデジタル化

離職票がマイナポータルで受け取れる

退職後の手続きで「離職票がなかなか届かなくて、失業手当の申請ができない…」とやきもきした経験はありませんか?

令和7年1月より、離職票がマイナポータルで受け取れるようになりました。

これまでは、会社から郵送で受け取るのが一般的でしたが、希望すればPDF形式でデジタル受け取りが可能になります。

メリットは?

一番のメリットは、郵送を待つ必要がなくなることです。

会社が電子申請で退職手続きを行い、ハローワークの審査が終われば、自動的にあなたのマイナポータルに離職票が届きます。

手続きにかかる時間が短縮され、失業手当の受給手続きもスピーディに進められます。

利用するための「3つの条件」※重要※

とても便利な制度ですが、利用するには以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

  1. マイナンバーがハローワークに登録されていること
  2. マイナンバーカードを取得し、マイナポータルの利用手続きを済ませていること
  3. 会社(事業所)が「電子申請」で退職手続きを行うこと

※会社が「紙の書類」で届け出た場合は、これまで通り郵送などで受け取ることになります。

受け取りまでの3ステップ

  1. マイナンバーがハローワークに登録されているか確認する
    (退職の2週間程度前までに、ハローワークまたは会社の担当窓口にご確認ください)
  2. マイナポータルから「雇用保険WEBサービス」と連携する
    (退職前までに、ご自身で設定してください)
  3. PDFで受け取る
    退職後、会社の手続きと審査が完了すると、ハローワークからあなたのマイナポータルに「離職票」等が送信されます。

詳しい手順は公式リーフレットをチェック↓

被保険者の皆さまへ 2025年1月から、「離職票」をマイナポータルで受け取れるようになります! https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/001353163.pdf

事前に準備・確認しておきたいこと

この制度をスムーズに利用するために、退職が決まったら早めに次の2点を会社に確認・依頼しておきましょう。

  1. 会社が電子申請に対応しているか確認する
    この制度が利用できるかは会社の手続き方法次第です。電子申請の利用経験がない会社の場合、準備に少し時間がかかることがあります。
  2. 資格喪失届を「離職票交付あり」で手続きしてもらうよう、会社に伝える
    会社がハローワークに「離職票交付なし」で手続きしてしまうと、離職票自体が発行されません。必ず「交付あり」で依頼してください。

まとめ

令和7年1月から、退職後の手続きが大きくラクになりました。退職が決まったら、早めにマイナンバーカード・マイナポータルの準備と、会社への確認を済ませておきましょう!

編集後記:社労士としてのリアルな感想

この制度が始まってから、マイナポータルで離職票を受け取られた方は数件で、まだまだ少ない印象です。

この制度が使われたことを初めて知ったのは、手続き完了後、ハローワークから届いた公文書をダウンロードしたときです。

いつもは添付されているはずの本人用の離職票が見当たらず、「あれ?」と思い、厚生労働省からのお知らせを確認したところ、「離職者本人用の公文書は、離職者本人へマイナポータル上で直接交付しております」と書かれていました。そこで初めてマイナ離職票の実際の運用を知り、「なんて良い制度でしょう!」と改めて実感しました。

私は社労士として会社側の手続きをしていますが、その立場から見ても、退職者への郵送の手間や、届くまでの時間、郵送事故を防げるこの制度は、どんどん浸透してほしいと思います。


執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士・竹内由美子(中小企業の人と職場の課題をサポート)

関連記事