「従業員が定着する方法 -安心と成長-」を投稿しました20241210

扶養の範囲内で働く方が得?

開業当初、結婚前の若い女性からこんなことを聞かれました。
「扶養の範囲内で働く方が得ですよね?」と。

私も過去、扶養の範囲内で働いていた経験があります。
所得税なら103万円、社会保険なら130万円という壁があり、その壁を超えると自分にも所得税がかかり、夫の税金も高くなる。また、夫の社会保険の扶養から抜けることになれば、自分で保険料を払うようになる、といったものです。

扶養の範囲内で働いていた当初は、この壁はありがたかったです。しかし、仕事が面白くなってくると、かえってこの壁はデメリットになりました。なぜなら、扶養の範囲内での働き方では、任される仕事は誰にでもできる仕事になるからです。途中で帰られても変わりがきく仕事。

そこに気づいたとき、目先の損得ではなく、たくさん仕事をして一生食うに困らないスキルを身につけたい!と思い、壁を超えました。

今でも、お客さんのパートさん達からこのような質問を受けると、

「家庭の事情があってどうしても扶養の範囲内でしか働けないという場合は別ですが、働けるのに、働きたいのに、バリバリ働くのをためらっているのであれば、長いスパンで、自分がどんな人生を送りたいかを考えて、働き方を決めるのがいいのではないでしょうか?」と答えています。

今は、会社の規模により、社会保険の加入要件が短時間パートにまで広がってきました。老後2000万円問題もありますし、また、いつ配偶者が病気や怪我等で働けなくなるかわかりません。どんな状況になっても稼げるスキルがあることは、長い人生の安心材料になります。

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