入社3年目など、中堅どころの従業員が辞めるケースは多いです。経営者は「なんでだろう?」と悩みます。
このような人がいました。
その人は真面目で頑張り屋さん。他の従業員やお客様からの信頼も厚く、仕事は早くて確実。しかし、仕事に慣れた3年目を迎え、彼女の中である変化が起こり始めます。
- 『仕事に自信がついた。これからは、正社員としてバリバリ働きたい!』
- 『所長も「正社員にならないか?」と前から言ってくれているし』
しかし、結局その人は、その会社を退職してしまいました。その理由は、
- 『この会社の女性正社員は、私たちパートと同じ仕事をしている。正社員になってもやることは同じか。』『もっと違う仕事がしたい!』『男性社員のように、いろんな教育を受けたい!』
- 『でも、この会社では、女性はあくまで補助的な仕事のみ。このままこの会社にいても先が見えない。』
- 『経費の関係上、正社員が1人辞めなければ、自分は正社員になることができない。人の人生に左右されるのはいやだ。』
優秀な人材であればあるほど、このようなジレンマに陥るようです。その後、彼女は転職し、 正社員としてバリバリ働いているようです。
このようにして、多くの会社は貴重な人材を失っていきます。日々の忙しさにかまけ、従業員への、会社での将来をイメージさせることや、従業員のやりがいや向上心への配慮を怠ってしまうからでしょうか。
優秀な従業員が会社に期待すること。それは、
- 仕事を通して、人間的にも能力的にも成長できる
- 人の役に立てているという実感が持てる
- 充実感・達成感を味わえる
ということのようです。
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