「突然の「辞めたい」にどう向き合うか/支えてきた社員が限界を迎えるとき」を投稿しました20250823

社員が辞める社長の特徴とは?トラブルを防ぐ改善策を解説

はじめに:なぜ労働トラブルが起こるのか

手続き業務だけでなく、労使トラブルへの対応も社労士の重要な仕事です。
多くの相談を受ける中で、「同じような特徴を持った社長がトラブルを招いている」と感じることが増えてきました。

今回は、社員との信頼関係を壊し、職場に問題を生みやすい“社長の特徴”と、そこから脱却するための具体的な対策をご紹介します。

労働トラブルが多い社長の特徴5選

以下のような傾向があると、社員からの不満が蓄積し、退職や外部通報など深刻な事態へと発展します。

  1. 約束や時間を守らない、有言不実行
    「言ったことをやらない」社長の下では、社員のやる気は確実に下がります。
  2. 他人に厳しく、自分に甘い
    自分の遅刻には甘く、社員には厳しく叱るなどは信頼を失う元です。
  3. 話や説教が長い
    伝えるべきことが伝わらず、コミュニケーションコストが上がります。
  4. 感情的に怒鳴る
    注意の仕方が感情的になってしまうと、それだけで「パワハラ」と受け取られることもあります。
  5. 決断力に欠ける
    普段は強気でも、いざというときに決めきれない社長に、社員はついてきません。

トラブルを防ぐための改善策

では、どうすれば社員との信頼を取り戻せるのでしょうか?

以下のような改善策が効果的です。

  1. 約束を守る
    まずは自分自身が約束を守ること。さらに、「約束を守ろう」とチーム全体に発信しましょう。
  2. 悪口をやめる
    職場での陰口や批判は厳禁。意見があるなら、改善提案として前向きに伝える場をつくりましょう。
  3. 困っている人を放置しない
    「見て見ぬふり」をやめ、助け合いの文化をつくることで職場の安心感が高まります。但し、単に甘えているだけなら指導しましょう。
  4. 怒鳴らずに言葉で伝える
    感情ではなく言葉で冷静に伝える練習を。語彙力や説明力を高めることがリーダーには必要です。
  5. 定期的な対話の場をつくる
    月1回のミーティングで「否定しない」「話を最後まで聞く」などルールを設け、職場の対話文化を育てましょう。

他にもいろいろな方法がありますが、まずはここから改善していくといいと思います。

まとめ:信頼される社長になるために

職場でのトラブルの多くは、「人間関係のすれ違い」から起こります。
立場が上だから偉い、何でも許される、そんな考えは、社員との距離を広げるだけです。

社長と社員も、あくまで人と人との関係。
まずは自分の姿勢を見直すことが、トラブルを未然に防ぎ、信頼される組織づくりへの第一歩です。

社内トラブルでお困りの経営者さまへ

「社員との関係に悩んでいる」「社内の空気が良くない」 そう感じたときは、社労士にご相談ください。

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