はじめに
これから初めて人を雇おうとする社長さんに向けて、何から始めればよいかをシリーズでお伝えします。
私はこれまで、さまざまな機関で「無料の労働相談」を数多く対応してきました。中でもとくに多かったのが、「人を雇うには、まず何をすればいいの?」というご相談です。
最初に知っておくべきこと
人を雇うということは、雇用契約という「法律上の約束ごと」が発生することを意味します。
そのため、スタート時点から 「法律を守った会社運営」 をしていくことが大切です。
「そんなの当たり前でしょ」と思うかもしれませんが、その油断が、思わぬトラブルの火種になります。
実際には法令を完全に守れている企業はごくわずかです。
法令遵守がもたらす3つのメリット
それは、
- 労働トラブルのリスクを避けられる
- 従業員との信頼関係が築ける
- 定着率が高まり、事業が安定する
労働トラブルは、最終的にはお金が絡んだり、遺恨が残る深刻な事態になります。
トラブルが起こってから慌てるのではなく、「最悪の事態」を先に知っておくことで、安心して事業を進めることができます。
そうすることで、争いになるリスクを避けられるだけでなく、従業員とうまくやっていける、それが定着につながり、事業が安定します。
次回予告
次回は「社会保険」についてご紹介します。
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