「問題社員を放置しないために~社員としてできること~」を投稿しました20250706

初めて人を雇う② 人を雇うときの社会保険・雇用保険の加入条件とは?

はじめに

前回の記事では、「初めて人を雇う① 最初にやるべきこととは」についてお話ししました。
最初に大切なのは、法律を守った会社運営をすること、そしてトラブルを防ぐための意識を持つことでした。

今回はその続きとして、実際に人を雇うときに重要になる「働かせ方と保険の関係」について、初めての方にもわかりやすくご紹介します。

まず決めるべきこと:仕事内容と働き方

雇用を始めるにあたって、まずは以下の2点を決めましょう。

  • どのような仕事を任せたいのか
  • 1日・週あたり、どのくらいの時間働いてもらうのか

この「働き方」によって、加入が必要な社会保険の種類が変わってきます。

保険の種類と加入条件

保険の種類加入が必要な条件備考
労災保険労働者が1人でもいれば加入必須雇用形態にかかわらず必要
雇用保険週20時間以上、31日以上の見込みパートでも該当すれば必要
健康保険・厚生年金保険勤務時間や事業所の形態による

※健康保険と厚生年金保険は、「週30時間以上」「法人か個人事業か」など、いくつかの条件で判断されます。

費用負担を減らしたい場合は?

「健康保険や厚生年金の負担が重い」と感じる場合は、加入が不要になる働き方(短時間勤務など)をあらかじめ設計する方法もあります。

ただし、これは法のギリギリを攻めるような運用にもなりかねないため、事前に社労士に相談するのが安心です。

4. 困ったときは社労士へ

厚労省などの行政サイトには詳細な情報が載っていますが、正直なところ内容が複雑で分かりづらい場合もあります。

お近くの社会保険労務士(社労士)に相談すれば、会社の状況に合った対応を具体的に教えてくれます。費用対効果は高いです。

次回予告

次回は「雇用契約書の作り方」についてご紹介します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました