よくある場面
みなさんの職場では、電話を取り次ぐときに取引先の名前を呼び捨てにしていませんか?
たとえば、私がよく見かけるのはこんな言い方です。
「Aさん(営業マン)、B(取引先)から電話です」
という、取引先を呼び捨てにする場面です。
これを聞くたびに、
『え?? お客様に「さん」はつけないの?』
『うちの会社も、そうやって呼び捨てにされているんだろうな』
と少しショックに思っていました。
内勤のスタッフは、直接お客様と接する機会が少ないので、営業のような感覚が薄いのかもしれません。だからこそ、つい呼び捨てが習慣になってしまうのでしょう。
でも、そのお客様のおかげで会社が成り立ち、お給料を支払われているのです。
呼び捨てが与える影響
「たかが呼び捨てぐらいで」と思う人もいるかもしれません。
でも、こうした小さな心遣いができない会社は、いざ取引先が「お付き合いを整理しよう」と考えたとき、真っ先に関係を切られてしまうかもしれません。
小さな不満や違和感は、やがて大きな信頼低下につながります。
呼び捨てをしてしまう会社は、他の部分でも同じようにお客様への配慮が足りていないかもしれません。
それは、
- 感じが悪い
- ミスが多い
- 連絡が雑
- 対応が遅い
といった形で現れやすいです。
これは、経営者自体が、「感謝の心が無い」「お客様のために何か役に立ちたいという意識を持っていない」ことの表れになってしまいます。
人は、気持ちよく仕事ができる企業と付き合っていきたいと思うものです。
まとめ
忙しいと、こうした小さな気配りを忘れてしまいがちです。
でも、呼び方ひとつにも、相手を大事にする気持ちは表れます。
私自身も忘れないように、自戒を込めて書きました。
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