あなたの会社に、「え?こんなことまで上司がするの?」と思う場面はありませんか?
部下に任せられない上司
上司が部下に任せず、なんでも自分で抱え込むと、
どんな問題が起きるでしょうか。
- 上司自身が長時間労働に陥り、心身を壊してしまう
- 自己研鑽の時間が取れず、成長が止まる
- 部下は新しい仕事にチャレンジできず成長しない
- 部下を育てる機会を失い、上司自身も成長を逃す
- 結果として、組織の成長も止まってしまう
上司の言い訳
上記のような話をすると、上司は言い訳をします。
「忙しくて部下を育成する時間がない」と。
では、質問します。
- 「あなたがいま抱えている仕事は、本当に上司しかできませんか?」
- 「その仕事は、上司の時間単価に見合う内容ですか?」
- 「あなたにしかできない仕事は、どのような仕事ですか?」
、、と。
しかし、愚痴をこぼすだけで終わるケースがほとんどです。
上司の本音
実は、上司自身も次のような思いをもっているようです。
- 教えるのが面倒
- 自分がやった方が早い
- 自分の存在価値を守るために仕事を渡さない
このような考えの上司は少なくありません。
しかし、これらは会社にとって大きなマイナスです。
上司のこのような考え方や意識を変えるには、どうすればいいのでしょうか?
対応策
解決の第一歩はシンプルです。
「上司の役割は、部下を動かして結果を出すこと」
この意識を徹底することです。
そして、「部下が結果を出せているか」を定期的に確認し続けることが大切です。
部下に仕事を任せ、育てていくには、
「自分さえ良ければいい」という発想を180度変える必要があります。
この意識が変わるまでには時間がかかります。
しかし、継続すれば必ず上司も組織も成長します。
もし、それでも変わらなければ、部下を持たず、
一人で完結する仕事に就いていただくしかありません。
それぐらいの覚悟を持って臨む必要があります。
まとめ
ちなみに、以前ある会社では、工場長が忘年会の幹事や、
タイムカードの集計までやっていました。
事務員をはじめ、他にもスタッフはたくさんいたのに、です。
その後、その人は不祥事を起こし、辞めていきました。
一人の人に仕事を集中させるのは、本人だけでなく組織全体にも大きなリスクを生むのです。
仕事はチームで分担し、成長を支え合うもの。
上司が抱え込みすぎず、部下を信頼して任せる環境を作ることが、組織の未来を守ります。
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