部下に辞められるのが怖くて、言いたいことも言えないというケースは意外と多いです。
そして、こういう会社さんほど、うまく回らなくなっていきます。
部下に辞められるのが怖いとどうなる?
部下に辞められるのが怖いとどのようになってしまうのでしょうか。
これまであった例ですと、
- 従業員のわがままを聞いてしまう。
その結果、部下はだんだんモンスターになっていきます。
たとえば、
・一人で仕事を抱えこむ(ブラックボックス化)
・忙しいと言えば通るので残業代が膨れ上がる
・しかし手を抜いているので仕事の質は低下し、顧客に迷惑をかけるようになる - 部下の顔色をうかがう自分が情けなくなる(超ストレスフル、廃業したくなる)
- 職場内がギスギスする
・「なぜあの人たちのわがままを許すの?」と職場崩壊
・職場内のギスギスが顧客に伝わり、顧客離れからの業績悪化 - 情報共有できないのでミスやクレームが増えて、顧客離れからの業績悪化
対策
やはり、トップ自身が覚悟を決めるしかありません。
それは、
- 辞められても構わない!
- その穴は自分が埋める!
という覚悟を持つことです。
とても勇気がいることですが、覚悟が決まってしまえばスッキリするようです。
覚悟を決めた社長さんは、そこから好転していきました。
「自分を取り戻す」とはこのことですね。
今後の課題
覚悟が決まるまでは、従業員に辞められて業務が回らなくなることをとても怖がっていました。
しかし実際は、当のモンスター社員は辞めても、
他の心ある従業員は残り、一緒に立て直していました。
もちろん、社長の人柄にもよりますが、案ずるより産むが易しです。
とはいえ、気を緩めるとまたモンスター社員が生まれてしまうので、
今後は次の対策が必要です。
- 仕事の標準化、見える化、マニュアル化をしていく。
ふたを開けてみると、無駄な仕事、無理な仕事が多かったりします。
これを機に、利益につながらない仕事は一掃しましょう。 - 採用を見直す。
過去の痛い経験をもとに、モンスター社員化する人の共通点を分析し、
「こういう人だけは採用しない」を前提に、「面接で見抜く方法」をチェックリスト化しましょう。 - 誰が欠けても仕事が回るよう、常に人材育成をして選手層を厚くしておきましょう。
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