アンケート結果で出てくる不満
コンサルティングを開始する際に、従業員の方々にアンケートをとったり、
直接お話をお聴きすることがあります。
その際によく出てくる「もっとこうしてほしい」という声の中から、
特によく出る4つの意見をご紹介いたします。
- マニュアルやルールを作ってほしい
- ちゃんと教えてほしい(教育)
- 誰が何をするのかをはっきりしてほしい(役割分担)
- 適切な人を、合った仕事に配置してほしい(適材適所)
対応策
- マニュアルやルールを作ってほしい
その人にしかやり方がわからない仕事があると、
休まれたときに周りもお客さんも困ります。
また、判断の基準がないと、何かあるたびにいちいち
確認しなければならず、非効率かつストレスになります。
【対応策】
マニュアルやルールを作り、みんなと共有して、
誰が抜けても大丈夫な体制にしていきましょう。 - ちゃんと教えてほしい(教育)
これは、何をどの程度すればいいのか、どこまでやるのか、
の判断基準を示してほしいようです。
「どこまでやればOK?」
「この前はOKだったのに、今回は怒られた」
といった声もよく聞きます。
その時の気分や、相手によって指導内容が変わると、
混乱や不信感につながります。
【対応策】
「この場合はここまでやる」といった、ケースに応じた基準を決め、
それを文書化してみんなと一緒に確認しあいます。
みんなに安心感が生まれます。 - 誰が何をするのかをはっきりしてほしい(役割分担)
役割が曖昧だと、「これは誰の仕事?」「なんで自分ばっかり」
という不満が起こります。
【対応策】
業務の分担を定期的に見直し、できるだけ公平になるよう
調整しましょう。チームで話し合うと納得性も高まる
かもしれません。 - 適切な人を、合った仕事に配置してほしい(適材適所)
仕事ができる人にばかり負担が集中すると、
不満がたまりやすくなり、離職につながってしまいます。
【対応策】
頑張っている人、出来る人にはしっかりと厚遇する。
出来ない人には、教育や配置転換も必要です。
人に合った仕事を振り分けることで、チーム全体が働きやすくなります。
まとめ
このような不満は、どこの会社でも見られます。
しかし、これらを放置してしまうと、優秀な人が辞めてしまったり、
不満が大きくなってトラブルにつながることもあります。
できるところから見直すことで、働きやすく、信頼される職場になっていきます。
あなたの職場でも、ぜひ一度、みなさんの声に耳を傾けてみてください。
コメント