人材定着の良し悪し
開業当初、営業先で次のようなお悩みをお聞きして驚いたことがあります。
社長
うちは辞める人がいないんだよ
それは良かったですね
社長
いや、そうじゃなくて、辞めてほしくても、辞めてくれないんだ
なるほど・・・
人材定着とはいっても、
「会社にとって必要な人」「仕事ができる人」が定着しているのであれば、組織運営がきちんとできている証拠で、とても喜ばしいことです。
しかし、「仕事ができない人」「辞めてほしい人」が定着? 居座っている? のであれば、困ったものです。
おそらく、その組織は、なあなあ、沈滞、生産性が悪いだけでなく、人件費もかさむという負の連鎖に陥っていることでしょう。
無料相談などでよく見かけるパターンです。
良い人材が定着する職場
では、良い人材が定着する職場の特徴をお伝えします。
- 職場の人間関係が良好(ハラスメントなし)
- 意見や提案を取り上げてくれる
- なんでも言い合えて風通しが良い
- ダメなものはダメ、と公正公平な文化
このような職場づくりをお勧めします。
問題社員が居つく職場
逆に、問題社員が巣くう職場の特徴は、
- ルール違反をしても、誰も何も注意しない
- 労働時間は本人任せの残業し放題
- 社長が従業員に無関心
- 文句を言われたら昇給するなど、言ったもん勝ち
- 社長自らさぼる、私生活を職場に持ち出す
などの特徴がありました。
みなさんの会社はいかがでしょうか?
対応策
良い人材が定着している職場
良い人材が定着している職場は、その文化を続けていただくとともに、人事制度等の人材育成のしくみを作って、さらにすくすく育てていただければ大丈夫です。
問題社員が棲みついている職場
一方、問題社員が棲みついている職場は、直ちにトップが変わる必要があります。
それは、物理的なトップ交代や、トップ自ら考え方を180度変えて仕切り直す、ということです。
しかし、人というのはなかなか変われません。変わったように見えても、表面的に一時的に変わることはありましたが、結局、また元に戻ってしまうのがほとんどでした。
その場合は組織に期待せず、さっさと転職した方が身のためです。
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