約束が違う
募集時や面接時に伝えた労働条件が、実際に入社してみたら違っていた・・。
といったケースは多々あります。
実際にトラブルになりやすいのは、基本給、年次有給休暇、休日、残業、配置などの条件です。
採用を急ぐあまり、軽い気持ちで話した内容が、
後から「約束」として問われることもあります。
労働者の立場に立てば
採用する側は、面接時の会話をすべて詳細に覚えていないかもしれません。
しかし、労働者側は違います。
面接での説明や言葉を信じて、他の会社の内定を辞退し、
生活をかけて入社を決意しています。それだけ重い意味を持つ約束なのです。
だからこそ、誠実に対応しなければなりません。
できない約束は最初からしないことが何より大切です。
不誠実な対応の結果
「これぐらい大丈夫だろう」と不誠実な対応をしてきた結果、
せっかく採用してもすぐに退職されてしまったり、
従業員が団結して「約束が違う」と糾弾する事態になることもあります。
労務トラブルの多くは、このような小さな不信感から始まります。
結論
約束は守る。守れない約束はしない。
もし約束を破ってしまったら、心から謝罪し、
その理由をきちんと説明しましょう(言い訳禁止)。
これが従業員と信頼関係を築くための第一歩です。
立場は違っても、同じ人間同士であることには変わりないからです。
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