要注意な部下
「残業時間が他の人に比べてやたらと多いな」と感じる部下はいませんか?
そのような部下がいた場合、次のような状態があったら要注意です。
たとえば、
- その部下が休むと、その仕事が回らない
- その部下の仕事のサブがいない
- その部下の仕事のマニュアルや手順書が無い
いかがでしょうか。
こういったケースでは、
会社側が、その部下に辞められたら困るからと、
- その部下の言いなりになり、長時間残業(生活残業)が横行します。
- また、その人を特別扱いせざるを得なくなり、職場は荒れます。
対応策
これらを改善するには、次の対応策が必要です。
1.部下に密着(事実の把握)
まずは、その部下に数日間密着して、次のことを把握します
- どのような仕事を、どのようにやっているのか
- 何にどれぐらい時間をかけているのか
そうすると、次のようなことが見えてきます。
たとえば、
- 無益なことに時間をかけている
- 無駄なやり方をしている
- そもそも能力不足(口だけだった)
- 残業代稼ぎのためにわざと時間をかけている 等
2.同じ仕事を他の人にもやってもらう(検証)
その部下の問題点が明確になったら、
他の人にもその仕事をやってもらいましょう。
人員的に余裕がなければ、上司がやってみましょう。
その結果、その部下の手抜きや無駄、能力不足が証明されれば、
その部下も反論できず、今までの仕事のやり方や取り組み方を変えざるを得なくなります。
3.標準化・マニュアル化する
上記のような仕事の属人化・ブラックボックス化を防ぐために、
そして誰がやっても標準的な仕事ができるように、仕組み化していきましょう。
たとえば、
- マニュアルや手順書、その仕事の標準時間リストを作る
- 「それに沿って仕事をしているかどうか」を定期的にチェックする
- 成果が出たら処遇に反映させる
などです。
まとめ
仕事の属人化やブラックボックス化は、どこの会社でも起こっています。
その顕著な症状が、「やたらとその人だけ残業が多い」という現象です。
これを放置していると、
- 人件費がますますかさみ経済的にきつくなります。
無駄な残業代は、社会保険料や労働保険料の増加一直線です - きちんと定時で帰っていく優秀な人が辞めてしまいます。
何も手を打たない会社に見切りをつけて。
早く手を打ちましょう!
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