【結論】給料への不満=「評価されていない」という感情
従業員から「給料が低い」という不満が出たとき、
本当に言いたいのは「お金が足りない」ということだけではないようです。
その本質は、「自分の努力が認められていない」という【承認欲求の欠如】
であるケースが多いのです。
社長が見落としがちな「給料の不満」の正体
多くの中小企業の社長さんからこんな声を聞きます。
「従業員が給料に文句ばかり言う」
「ウチは中小企業だから高い給料なんて払えないよ」と。
しかし、彼らは単に金額のことだけを言っているのではなく、
「自分は会社に貢献している」「頑張っているんだ」ということをわかってもらいたい、
でも自分からアピールするのは気が引ける。
そこで、一番手っ取り早い給料の不満を訴えているのかもしれません。
従業員が給料に不満を感じる3つの心理
ちなみに、従業員が給料に対して不満を持つのはどういうときだと思いますか?
- 「頑張りを見てもらえていない」とき
結果だけでなく、プロセスも見てほしいようです。 - 「どう評価されているかわからない」とき
基準や仕組みが曖昧だと、不満や誤解につながります。 - 「会社に大切にされていない気がする」とき
教育されない、声をかけられない、ほったらかし。
これが一番心を冷やします。
給料自体に不満があるというよりは、会社に対して不満があるようですね。
【まとめ】お金より先に“ありがとう”と“評価”を
給料に対する不満の根っこには、
「もっと認めてほしい」「もっと評価してほしい」という感情があるようです。
そのためにはまず、
- 日常の中で「ありがとう」を伝える
- 成果だけでなく「過程」も見て声をかける
- 小さな成功をきちんと認める
こうした【承認の積み重ね】が、
「ここで働き続けたい」と思える職場をつくっていきます。
また、仕事を教えることは、相手の成長を信じているというメッセージです。
放置されたら「期待されていない」と感じて当然です。
お金以外で、日頃の頑張りに報いれば、
給料に対する不満は少しは減るかもしれません。
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