「問題社員を放置しないために~社員としてできること~」を投稿しました20250706

給料に不満を言う従業員の本音とは? 社長がまず聴くべきこと

はじめに:給料の話の裏にある感情

社長さんと話をしていると、いい意味でも悪い意味でも従業員の評価の話になります。
しかし、「その評価を従業員に伝えていますか?」と聞くと、「伝えている」と答える社長さんはほぼ0です。従業員の立場に立つと、自分がどう思われているのかすごく気になると思うのです。

従業員は「自分の評価」を気にしている

「どこが良くて、どこがダメなのか」
「会社は自分をどう見ているのか」

これらのフィードバックがない場合、従業員は自分の立ち位置を給料や賞与で測るしかなくなります。

たとえば、昇給が少なかったとします。本人はこう思います。
「自分の評価は低いんだな」と。

確かに昇給額は少ないけれど、社内で一番高い昇給だったとしても、それを本人に伝えなければ、不満はそのまま残ります。やがてやる気を失い、離職してしまうかもしれません。

コミュニケーション不足の会社に多い傾向

不思議なことに、コミュニケーションが少ない会社ほど、「給料」に対する不満が大きい気がします。そして、そういう会社に限って、相場よりも高い給料を払っていることもあります。

逆に、「よくこのような給料で、みなさん頑張っているな」と思える会社さんもあります。社長さんの人柄や従業員への気遣い、居心地の良さが関係しているのでしょうか。

給料よりも人を動かす承認の言葉

給料は「衛生要因」と言われており、たくさんもらっても「満足要因」にはならないとされています。最初は喜んでも、時間が経てば「もらって当たり前。さらにもっと欲しい。」となるからです。 

それよりは、
「毎日朝から晩まで一生懸命働いてくれてありがとう!本当に助かっているよ!!」
「おお、だいぶ出来るようになったね。のみこみが早いね」
「あなたがいると職場が明るくなるよ」

などと認めてもらった方がどれだけやる気になるか。

まとめ

給料に対する不満が出たとき、それは単なる“金額の問題”ではないかもしれません。

本当に必要なのは、まずその人の話に耳を傾けることです。
そうすれば、給料の奥に隠れた本当の原因が見えてくるかもしれません。

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