賃金の支払い方にこだわりすぎると、給与計算が複雑になり、ミスが多くなります。
たとえば、
- 「1分たりとも会社側は損したくない」という考え方
- 通勤手当は一番低額になる方法で支払う
(今月は定期または普通乗車券のどちらが低いかを毎月チェックさせて支払う) - 会社が損をしないように有休を取らせる(日によって所定時間が違う場合)
- 細かい設定の歩合制
などでしょうか。その結果、給与計算が複雑になりミスが増えます。
また、こだわりが強い社長さんは、こういったミスを完璧にやり直させたいようで、給与担当者に厳しく当たり、結果、担当者はすぐに辞めてしまいます。
私も辞めます・・。
私は、給与計算は単純明快で、ちょっと多めに払ってあげるぐらいのほうがトラブルがなくていいと思っています。
立入調査のときの監督官が、労働者有利の給与計算であることを知った時、その会社さんに対する印象はガラッと良くなっていましたし、また、助成金を狙っている会社さんであれば、給与計算の正確さが求められます。
こだわりたいところ(評価の部分)は、給与の支払い方ではなく、「評価制度」で結果を反映させていくことをお勧めします。その方が、よほど明快でかつみんなの士気も上がりますよ。
コメント