「残業計算は“ここ”で間違える/正解の計算方法とムダ残業を減らす仕組みづくり」を投稿しました20250915

採用失敗を防ぐ5つのポイント/中小企業がやりがちな間違いと対策

はじめに

「採用したばかりなのに、もう辞めたいと言われた」
「期待して採ったのに、現場が大混乱」

こんな経験、ありませんか?

中小企業にとって採用は本当に一大イベント。たった一人のミスマッチが、会社全体の空気を変えてしまうこともあります。

私もご相談を受ける中で「その採用、最初から危なかったですよ」と思うケースを何度も見てきました。

では、どんなときに採用は失敗しやすいのでしょうか。

採用でよくある間違い5選

1. 肩書きに惚れてしまう

「高学歴だから大丈夫」
「大企業出身だから即戦力」

そう期待して採用したのに、実際はうちのやり方に全く馴染めず数カ月で退職

大事なのは「この会社でどう動けるか」ですね。

2. 求人票を“盛る”

「応募が来ないから、ちょっと条件を良く見せちゃおう」。。これは危険です。
入社後に「話が違う」と言われ即退職、さらに口コミサイトに悪評が載り、次の採用にもマイナスの影響

一瞬の“盛り”が、長期的な信用を失います。

3. 情に流される

「知り合いだから大丈夫」
「頼まれたから断れない」

そんな採用は大抵うまくいきません。スキル不足を補えないまま関係が悪化し、お互い嫌な思いをするケースがほとんどです。

4. 面接が浅すぎる

履歴書と短い面接だけで判断するのは危険です。
本音もクセも分からないまま採用すれば、ギャンブルと変わりません。

実際に入れてみたら「想像と全然違った」「クセが強すぎた」と、現場から悲鳴が上がるのは目に見えています。

5. 法律を無視する

「入社時の健康診断は自費で」など、知らずに違法な運用をしてしまう会社もあります。実際に名の知れた大手でもまだ見かけます。

その結果、不信感を持たれ入社辞退に。
せっかくの採用コストや時間が、わずかな法令違反で無駄になるのです。

対応策5選:採用で失敗しないために

(1)深掘り面接で「人柄」を見極める

履歴書ではなく「考え方」と「行動」に着目した質問をします。

  • 成果を出したとき、どんな工夫をしたか
  • 失敗したとき、どう乗り越えたか
  • 会社の方針についてどう感じるか

ここで誠実に答えられるかどうかが大きな見極めポイントです。

(2)キャリアパスで未来を見せる

「3年後にはここまで成長できる」
「資格取得や研修も支援する」

やる気のある人はここに目を輝かせます。
逆に反応がない人は…長続きしないかもしれません。

(3) 求人票は正直に

条件はごまかさず、その代わりに「雰囲気の良さ」「裁量の大きさ」などリアルな魅力を伝えます。
「正直な会社」に応募する人こそ、長く活躍してくれる人です。

(4) お試し期間を設ける

不安がある場合は最初から正社員にせず、有期契約でスタート。
「相性確認期間」と割り切ることで、採用の失敗リスクを下げられます。

(5) 採用したら「育成」を始める

雇った瞬間から育成の始まりです。

  • 契約書やルールを整える
  • マニュアルを準備する
  • 上司が手本を見せる

ここまで整えて初めて「人が根づく土台」ができます。

まとめ

採用は未来への投資です。

  • 肩書きに頼らない
  • 求人票を盛らない
  • 情に流されない
  • 面接で深掘りする
  • キャリアパスで未来を見せる
  • 入社後の育成までセットで考える

採用の失敗は「最初から防げたもの」がほとんどです。
肩書きではなく、“その人自身”を見極めることが、会社の未来を変えます。

「もしかしてうちの職場も当てはまるかも」と感じたら、早めにご相談ください。
状況を整理し、必要に応じて改善策や対応方法をご提案いたします。

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