はじめに
物価も人件費も上がり、採用はますます難しくなっています。
「人さえいれば仕事を受けられる。売上も増えるはずだ。」
そんな思いで、急いで人材を採用する企業も少なくありません。
しかし現実には、採用しても利益が増えないどころか赤字が拡大している会社が多いのです。
採用だけで安心できない理由
しかし、人を増やしても、効率的に仕事を進める仕組みや育成がなければ次のようになります。
- 無駄な残業が常態化 → 人件費が想定以上に膨らむ
- 教育不足で生産性が上がらない → 戦力化するまで時間がかかる
- 周囲の士気が下がる → 既存社員の退職リスクが増える
売り上げを上げるために人を入れたのに、定着せずに早期退職するケースも珍しくありません。
まさに、穴の開いたバケツに水を注いでいるような状態です。
退職者は本音を教えてくれない
退職する社員は、「賃金」や「待遇」を理由にすることが多いですが、
本当は人間関係や育成不足、無駄な残業に嫌気がさしていることがほとんどです。
「もっと早く教えてほしかった」
「結局何も変わらないと思った」
そんな声があとから聞こえてきます。
会社が今すぐやるべき3つのこと
① 生産性を上げる仕組みを作る
- 「どの仕事を何点で仕上げるか」を明確化
- 無駄な残業や重複作業を見直す
② 人を育てる時間を確保する
- 教育担当を決める
- マニュアルやチェックリストを整備する
③ 定着率を上げる仕組みを整える
- 定期的に面談を行い、業務負担や悩みをヒアリング
- 小さな改善を積み重ねる
この3つを同時に進めることで、採用にかかるコストを回収し、利益を安定させる体制を作れます。
まとめ
「人を増やすこと」「人を育てること」「効率化すること」
これらはすべて、会社が生き残るために同時に取り組むべきテーマです。
人手不足でお困りの経営者の方は、
まずは自社の体制を見直すことから始めてみませんか?
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