結論
「助成金が必ずもらえます」という営業トークには要注意です。
実際には、助成金は法律の要件が複雑で、簡単にもらえるものではありません。
甘い勧誘に乗る前に、必ず顧問社労士に相談してください。
助成金は簡単にもらえない
助成金は条件を満たさなければ受給できず、要件のあちこちに「落とし穴」があります。
たとえ法律を理解していても、申請には長期間の管理や正確な運用が欠かせません。
「ちょっと直せばすぐ受給できる」などという話は現実的ではなく、むしろ危険です。
怪しい助成金営業の典型パターン
助成金営業には、共通した怪しいパターンがあります。次のような勧誘には要注意です。
1. 「就業規則を少し見ただけで●百万円受給できます!」
要件が複雑な助成金を、即答で金額提示するのは不自然です。
2. 「受給には、この社労士に依頼が必須です」
社労士は本来自由に選べるもの。業者とセットで売り込むやり方は危険信号です。
3. 「まず●十万円を払ってください」
通常は成功報酬型が多く、前金を求めるのはトラブルの元です。
4. 「就業規則をちょっと直せば受給できます」
実際には、細かい労務管理や証拠書類が必要で、軽い修正で済むことはほとんどありません。
5. 「不正受給でもバレません」
これは完全にアウト。不正は必ず発覚します。会社自身も処罰対象となり信用を大きく失う
ご参考までに
厚生労働省のパンフレットにも「助成金の不適切な勧誘に注意」と明記されています。
国も警鐘を鳴らしているほど、この問題は深刻です。
まとめ
助成金は、会社の成長を後押しする大切な制度です。しかし「簡単に●百万円」という営業トークに乗ってしまえば、
- 高額請求
- 不正受給
- 処罰リスク
といった大きな代償を払うことになりかねません。
助成金を安全に活用する一番の方法は、普段から会社を理解している顧問社労士に相談すること。甘い誘いには乗らず、正しいルートで安心して助成金を活用しましょう。
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