結論
会社のルール作りは、その専門家である社会保険労務士(社労士)に依頼した方が、
長い目で見て安心です。
会社のルールである就業規則は、ネット上、書籍等でひな型が溢れていますので、
確かに自社で作成した方が金額的には抑えられます。
しかし、法律の意味や、労働者とのよくあるトラブルの実態を知らないで作成すると、
その就業規則がもとで、大きなトラブルに発展するリスクがあります。
結果として、社労士に依頼する以上のお金がかかってしまうことにもなります。
自作では得られないメリット
それでは、自作ではなく、社労士に依頼するメリットの一部
を見てみましょう。
- 一緒に作っていく過程で、「今後、会社をどうしていきたいのか」
等の方針やビジョンを整理することができる - 最新の法律や他社でのトラブル事例を聞くことができ、
紛争を未然に防止できる - 給与・手当の決め方や正しい給与計算方法を知ることができる
- 無駄な残業代を減らす方法を知ることができる
- 助成金受給の可能性を知ることができる
- 今後の採用方法、従業員への対応方法などを知ることができる
- 就業規則の規定(特に服務規律、解雇、懲戒処分等)の使い方を
知ることができる
などなどいろいろメリットはあります。
注意点
ただし、契約内容や社労士の営業方針によっては、上記メリットの内容は異なります。
また、具体的なレクチャーを受けたい場合は、顧問契約か別途契約が必要になります。
とはいえ、多少お金はかかっても、良い人材が定着し、業務に専念できるようになれば
メリットはあると思います。求人・採用にかかるコストは、はるかにそれを上回りますし。
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