結論
できない約束はしない。約束したら必ず実行する!
言葉だけで終わってしまう上司は、部下からの信頼を失い、
最終的にチームの力を削ぐことになります。
有言不実行の上司が与える影響
有言不実行の上司の下では、このような影響が起こります。
- 部下が「どうせまた口だけだ」と思い始める
- 信頼できなくなるので、コミュニケーションや報連相が減る
- やる気がなくなるので、最低限の質で最低限の仕事をするようになる
ある部下は「上司のようにはなりたくない」と静かに離れていき、
またある部下は「どうせ頑張ってもムダだ」とモチベーションを失います。
トラブルが起きる職場の典型事例
【事例1】「昇給を考える」と言ったのに…
上司が「今年は頑張っているから昇給を考えるよ」と部下に言っていたのに、半年後の面談では「会社の状況が厳しいからまた今度」と何もなし。部下は「結局、口だけだったんだ」と落胆し、モチベーションが下がりました。
【事例2】「改善提案は全部読む」→返事ゼロ
改善箱を設置し「全件目を通す」と上司。3週間経っても返答なし。「本当に読んでるの?」と社員が冷め、提案は止まる。
【事例3】「会議は時間厳守」→主催者が毎回遅刻
上司が「ダラダラ会議をやめよう」と宣言するも、毎回10分遅れて登場。メンバーは「どうせ遅れる」と集合時間を守らなくなり、会議の質も低下。
まとめ
できない約束はしない。約束したら実行する!
約束は小さなことでも守る。それが信頼の第一歩です。
逆に、守れない約束は最初からしない。これが部下との良い関係を築く基本です。
文字で見ると当たり前のように感じますが、なかなか難しいことなのですね。
だからこそ、有言実行する人は尊敬に値するし、人望や信頼も厚くなるのでしょう。
部下の成長を願うなら、まず上司自身の姿勢から変えましょう。
それが、組織を守る一番の近道です。
おわりに
組織の信頼は、「言ったことをやる」ことの積み重ねで築かれます。
逆に、管理職が約束を守らない状態が続くと、社員のやる気が削がれ、定着率や生産性にも影響が出てきます。
「社員の声が届かない」「管理職の言動に不満があるようだ」、そう感じたら、マネジメント体制の見直しを検討する時期かもしれません。
動画
音が出ます
まずはお気軽にご相談ください。
コメント