「社長の言動は想像以上に見られている」を投稿しました20251016

社長の言動は想像以上に見られている

「誰も何も言わない」ほど、よく見られている

会社では、社長の一言や一動作を、社員は静かに見ています。「表情」「声のトーン」「メールの書き方」「叱り方・褒め方」…

意外なほど、社員は細かいところまで見ているのです。

でも、多くの社長さんはこう言います。「みんな何も言わないから大丈夫だよ」と。

社長、それは違います。社員が何も言わないのは、納得しているからではなく、諦めているからかもしれません。

社長はいつもステージの上にいる

社長の発言は、職場の空気を左右します。たとえば、

  • ちょっとした冗談のつもりで言った一言が、社員を傷つける
  • 書類を乱暴に置いただけで「機嫌が悪い」と思われる
  • 「忙しい」と言いながらゴルフに行くと、士気が下がる

そんな小さな動きが、社員には全部見えています。社長は気づかなくても、社員はカメラのように見ているんです。

社員は、社長の鏡

社員は、社長の背中を見て育ちます。

  • 社長が挨拶をしない会社は、社員も挨拶しなくなる
  • 社長が感謝を言葉にしない会社は、社員同士の感謝も減っていく

逆に、社長が誠実で、社員に丁寧に接している会社は、自然と人間関係も穏やかで、定着率も高くなります。

社員は、社長の言葉ではなく、「姿勢」を見ています。

「社長だから何をしてもいい」は一番危険

「自分は社長なんだから、多少のことはいいだろう」 
そう思った瞬間、会社はゆっくりと崩れ始めます。

反対に、

「社長というのは、社員とお客様に支えられている役割のひとつ」と考える社長ほど、社員の信頼を集めます。

謙虚な姿勢は、言葉よりも強く伝わります。そして、それは会社の文化になっていきます。

まとめ:誰も言わないからこそ、気づく力を

社員は社長に従順です。だからこそ、社長自身が「鏡」を見るように自分を振り返ることが大切です。

  • 今、自分の言葉で社員は動きやすくなっているか?
  • それとも、萎縮していないか?

誰も注意してくれないからこそ、社長自身で気づく力を持つこと。それが、信頼されるリーダーの第一歩です。


執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士 竹内由美子(中小企業の人と職場の課題をサポート)
人が辞めない職場づくりと、経営者の信頼構築を支援しています。

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状況を整理し、必要に応じて改善策や対応方法をご提案いたします。

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