「上司への不満③ 会社の未来が見えない-優秀な人材が静かに離れていくとき-」を投稿しました20250805

上司への不満② なぜ社員はやる気を失うのか?評価が伝わらない職場の危うさ

はじめに

前回は、「上司の不公平な対応」が職場の信頼関係を崩し、チーム全体のモチベーションに悪影響を与えることについてお伝えしました。➡上司への不満① 社員アンケートで判明!最も嫌われる上司の特徴「えこひいき」

今回は、「評価が見えないこと」について掘り下げます。

評価の内容がわからない、という声が続出

多くの社員がこう感じています。

  • 「頑張って仕事をこなしたのに、評価されていない気がする」
  • 「なぜこの給与?賞与?理由がわからない」

このように評価が不透明だと、どんな問題が起こるのでしょうか?

評価が見えないことで生まれる職場の悪循環

  1. モチベーションが下がる
    「何を頑張っても変わらない」と感じると、人は成長意欲を失います。

  2. 最低限の仕事しかしなくなる
    評価されない努力は、やがてやらない理由に変わります。

  3. 会社への不信感が強まる
    「どうせ会社にいいように使われているだけだ」と、悪意をもった受け取り方をされがちです。

  4. ミスやクレームが増える
    集中力や責任感が下がることで、仕事の質そのものが低下します。

評価制度は、まず「わかりやすさ」から

「評価制度ってなんだか難しそう…」と思っていませんか?
でも、最初の一歩はシンプルで大丈夫です。

まずは、以下のような評価の“見える化”から始めてみませんか。

  1. 評価のポイントをみんなで共有する
    たとえば、「成果」「取り組み方」「チームへの貢献」など、会社が大事にしている視点を数項目にまとめて伝えます。

  2. 定期的なフィードバック面談を設ける
    年1回ではなく、半年~四半期に一度が理想的です。話す機会があるだけで社員の安心感が違います。

  3. 「なぜこの評価か」をきちんと説明する
    納得感を持ってもらうには、評価の理由を言葉で伝えることが大切です。

この3つだけでも、「自分のことをちゃんと見てもらえている」と感じる社員が増えていきますよ。

まとめ:評価は人を動かす大きな力

「なぜ評価されたのか」「なぜこの処遇なのか」が見えるだけで、社員は前向きに仕事へ向き合えるようになります。

逆に、それが見えないままだと、不満や不信は広がり、職場の空気にも影響します。

完璧な制度でなくても構いません。
今ある不満の芽を摘むためにも、まずは伝えること、対話することから始めてみましょう。

次回予告:見えない未来に人はついてこない

次回は社員の離職理由としてよく挙がる「会社の未来が見えない」という問題について考えて行きます。

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