「うちは従業員とうまくいっていない」と思える場合、労使トラブルの種がくすぶっていると思った方がいいです。ちょっとしたことがきっかけで暴発する恐れがあります。
社長さんにいろいろお話を聞いてみると、従業員に問題があるケース、社長さん側に問題があるケースなど様々です。
部下とうまくいかないだろうなと思える社長さんの特徴は、すぐ否定する人です。
独立して社長になるような人は、業務に関しては優秀な人だと思います。
しかし、人のマネジメントに関しては苦手な人が多い印象です。
優秀がゆえに、自分と比較して部下を見下してしまう。
「なんだ、こんなこともできないのか」「おれがお前ぐらいのときは」などと。
結果、気に食わないところばかりに目が行き、否定するクセがついてしまう。
だから「感謝」の気持ちが持てなくなってしまう。
心当たりのある人は、「その人のいいところは?」と別の視点から従業員を観察してみると、人間関係を改善できるかもしれません。
さらに感謝の気持ちを表すようにすると、従業員との関係も少しずつ良い方向に変わっていくでしょう。
上司の仕事は、まずは常に感謝し、部下のいいところを見つけて、口に出して認める。
そうやって信頼関係を築いた上で厳しくすれば、「私のために叱ってくれている」と思ってもらえます。
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