「「静かな退職」が増える職場のリアル/4人に1人が発している“無言のSOS”」」を投稿しました20251013

会社を伸ばす人・止める人/職場の5タイプ

はじめに:同じ「社員」でも、会社への影響はまるで違う

会社の成長は「人」で決まる。とはいえ、その「人」の中にも、実は5つのタイプがあるのをご存じですか?

今回は、社労士の現場でよく見る「5タイプ」と、それぞれへの上手な関わり方をまとめました。

1.いるだけの「人在」

会社に「いる」だけの人。
言われたことはするけれど、自分からは動かない。
よく言えばマイペース、悪く言えば「指示待ち」です。

【関わり方】

  • 目標と期待を具体的に「言葉」で伝える
  • 小さな成功体験を積ませる
  • 「任せても大丈夫」と思える範囲を広げる

放っておけば一生いるだけ。でも、きっかけさえあれば「人材」に化ける原石でもあります。

2. 役立つ人「人材」

仕事を安定してこなし、組織を支える存在。ただし、現状維持に甘んじると伸び悩みます。

【関わり方】

  • 定期的に新しい仕事を任せる
  • キャリア設計を一緒に考える
  • 評価制度でステップアップを促す

このタイプは、“安定の中で挑戦する場”を与えることがカギです。

3.まわりを支える人「人財」

成果だけでなく、周囲を明るくし、チームを動かす人。一人いるだけで空気が変わる、まさに会社の潤滑油。

【関わり方】

  • 感謝を「言葉」と「評価」で伝える
  • リーダー候補として育成プランに乗せる
  • 周囲へのサポート力を「評価」に反映する

正当に評価しなければ燃え尽きてしまうタイプ。裏方ほど、丁寧に光を当てましょう。

4.未来をつくる人「人財(宝)」

リーダーシップを発揮し、未来を切り開く存在。新しい挑戦を恐れず、会社の可能性を広げてくれます。

【関わり方】

  • 思い切って裁量を与える
  • 投資と信頼をセットで示す
  • 失敗しても、会社で守るという姿勢を見せる

育てるには時間も投資も必要ですが、いちばん大切にすべきタイプです。

5.困った人「人罪」

規律を乱し、職場の士気を下げる人。放置すれば、優秀な人財ほど辞めていきます。

【関わり方】

  • 早期にサインをキャッチする
  • 具体的な改善点を指導する
  • 必要なら配置転換や退職を含めた対応を検討する

甘い対応はリスク管理の怠慢で「組織全体の損失」につながります。

まとめ:タイプごとに「どう育てるか」がカギ

同じ「人」でも、会社に与える影響はこれだけ違います。

  • 「人在」は小さなきっかけで「人材」になる
  • 「人材」は挑戦の機会で「人財」に育つ
  • 「人財(宝)」は未来を担う大切な存在
  • 「人罪」は早期発見・早期対応が鉄則

あなたの会社には、どのタイプが多いでしょうか?
「タイプに合わせた関わり方」を変えると、組織は早く変わります。

そのために、まずは現状を見直してみることから始めてみませんか。

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