「「静かな退職」が増える職場のリアル/4人に1人が発している“無言のSOS”」」を投稿しました20251013

扶養の範囲内で働くメリット・デメリット/長期的な視点

はじめに

「扶養の範囲内で働いた方が得ですよね?」
パートや主婦の方からよく聞かれる質問です。扶養には「所得税の壁」と「社会保険の壁」があり、どちらを超えるかどうかで手取りが変わってきます。

103万円と130万円の壁

  • 103万円の壁(所得税)
     本人の給与収入が103万円を超えると、本人に所得税がかかります。また配偶者控除の金額も変わるため、世帯の税負担が増える場合があります。
  • 130万円の壁(社会保険)
     年収130万円を超えると、夫の社会保険の扶養から外れ、自分で健康保険料・年金保険料を支払うことになります。会社の規模によっては106万円の壁もあるため注意が必要です。

この「壁」を超えると手取りが減るケースがあるため、多くの人が「扶養内に抑えた方が得」と考えるのです。

扶養内のメリット・デメリット

確かに扶養内で働けば税金や保険料の負担が少なく、短時間勤務で家庭との両立もしやすいメリットがあります。
しかし、その分仕事の任され方は限定的で、「誰でもできる仕事」が中心になりやすいのも事実です。

体験談:壁を超えて気づいたこと

私自身も子供が小さい頃は扶養の範囲内で働いていました。当初はありがたく感じていましたが、仕事が面白くなってくると「もっと挑戦したいのに、壁のせいで働けない」ことがデメリットに思えてきました。

思い切って扶養を超えて働くようになってからは、責任ある仕事を任され、スキルも身につきました。結果的に「長期的にはこちらの方が得だった」と実感しています。

長期的な視点で考える

  • 老後資金や年金額
  • 配偶者が病気やケガで働けなくなるリスク
  • 将来一人で生活を支える可能性

こうした現実を考えると、短期的な損得だけでなく「自分のキャリアや人生全体」で判断することが大切ではないでしょうか。

まとめ

扶養の範囲内で働くかどうかは、家庭の事情やライフステージによって正解が変わります。
ただし「働けるのに、壁を気にしてブレーキをかけている」のであれば、長期的にスキルを身につけて自分の力で稼げる選択をする方が安心につながるように思います。

103万・130万の壁は確かに存在しますが、目先の手取りだけでなく、人生の安心材料として「働き方」を選んでみるのもありかと思います。

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