「残業計算は“ここ”で間違える/正解の計算方法とムダ残業を減らす仕組みづくり」を投稿しました20250915

社員が暗いのは誰のせい?/「従業員が暗い」の前に、社長自身を振り返る

社員が暗いのは誰のせい?

「うちの社員は暗い」
そう嘆く社長に、私はこれまで何度も出会ってきました。

けれど実際に会社を訪れると、原因はもっとはっきりしています。
社員ではなく、社長の表情が暗いのです。

トップが笑わなければ、社員は笑えない。
トップが声を出さなければ、社員も声を出さない。

エピソードで見えた真実

ある会社では、社長が朝の「おはよう」を言わなくなった瞬間から、社員全員の声が小さくなりました。
やがて誰も挨拶しなくなり、「雰囲気が重い会社」という烙印を押されてしまったのです。

社員の問題に見えて、実はトップの“空気感”がそのまま伝染していただけでした。

暗い会社に共通するトップの特徴

  • 社長が決断を先延ばしにする
  • 方針がコロコロ変わる
  • 社員の声を聴かず、一方的に指示を出す
  • 特定の社員にだけ声をかける
  • 問題を放置し、誰かが解決してくれると期待する

どれも現場でよく見かける症状です。
そしてすべての根っこにあるのは、トップ自身の姿勢です。

改革は「仕組み」より「社長の顔つき」から

「社員が暗いのではなく、あなたの表情が暗くないですか?」
「決断を先延ばしにしているのは、本当に社員ですか?」

問いを自分に向けたとき、初めて組織は動き出します。

改革に必要なのは制度やマニュアルだけではありません。
まずは社長が、言葉と態度で“本気”を示すことです。

雰囲気を変えるために社長ができること

  • 朝一番に、明るい声で「おはよう」と言う
  • 意識して笑顔をつくる
  • 「ありがとう」を一日に何度も伝える
  • 社員の声を否定せず、最後まで聴く
  • その場で決断し、行動に移す

たったこれだけで、職場の空気は驚くほど変わります。

まとめ:社員は社長の背中しか見ていない

社員は、言葉以上に社長の背中を見ています。
だからこそ、社員に「変われ」と言う前に、まずは自分自身が変わること。

  • 改革は仕組みよりも、社長の顔つきが先。
  • 社員は社長の背中しか見ていない。

社長が変われば、会社も変わる。
雰囲気を変えるスイッチを押せるのは、社長であるあなたです。

「もしかしてうちの職場も当てはまるかも」と感じたら、早めにご相談ください。
状況を整理し、必要に応じて改善策や対応方法をご提案いたします。

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