新入社員がすぐに辞めてしまう会社の共通点
新入社員がすぐに辞めてしまう会社には共通点があります。それは、フォロー体制がなく、やさしさが感じられないことです。
転職をしたことのある人ならわかると思いますが、新しい職場は「孤独」と「不安」でいっぱいです。お昼の食事も砂をかむような思いです。私もかつてそうでした。
そんな不安定なときに、「早く仕事を覚えて」「もう一人前だよね」とプレッシャーをかけられると、繊細な人はあっという間に心が折れてしまいます。
新入社員を支えるためにできること
(1)メンター制度の導入
最も効果的なのは、メンターロール(気にかけ役)を事前に決めておくことです。
年齢が近く、話しかけやすい先輩社員が定期的に声をかけるだけでも、新入社員は安心感を得られます。
(2)声かけだけでも効果は大きい
人手に余裕がない場合でも、上司や先輩が、
- 「少しは慣れてきた?」
- 「何か困ってることある?」
と、一言声をかけるだけで状況は大きく変わります。
「見てもらえている」「気にかけてもらっている」と感じることで、新人は孤独感から解放され、自分から相談しやすくなるのです。
あとがき
今の先輩社員たちも、かつては新入社員でした。
そのときに感じた不安や緊張を少し思い出し、寄り添う気持ちで接することで、新入社員の離職率は確実に下がります。
「困っていたら、誰かが必ず助けてくれる」
そんな安心感のある職場づくりが、定着率の高い組織には必要です。
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