職場がもめる原因に、ルールがない、ルールがあっても守られていない、ということがあります。
ルールがない?
「ルールがない会社なんてあるの?」と思うかもしれませんが、
立ち上げたばかりの会社、従業員が数人の会社などはこれに当てはまります。
会社としてのルールがないので、みんなが自分ルールで勝手に動きます。
その結果、仕事そっちのけでもめます。
それに懲りて、やっとルール(就業規則)を導入するという流れになります。
ルールが守られないとどうなる?
ルールがあっても守られないと、真面目な人、優秀な人が早々に退職していきます。
残るは、ルールを守らない問題社員ばかりとなります。
問題社員は社長の指示命令には従わず、職場は荒れ放題、仕事の質は低下、納期も守られないため、業績も悪化します。
また管理も行き届かないので、横領や着服、商品や備品の横流しがあったりもします。
ここまでひどくなくても、決めたルールが守られずに職場がギクシャクしている会社さんは結構あります。
ルールが守られない理由と対応策
それでは、なぜ、決められたルールを守らないのでしょうか。
- ルールの存在を知らない
ルールが明記されている就業規則はあっても、周知されていないので、ルール自体の存在を知らないケースはままあります。
【対応策】
定期的にルールを読み合わせる、雇用契約書に書く、大事なルールは職場に貼りだす - ルールの内容が理解されていない
難しい言い回し、内容が複雑、書き方が複雑だと理解されづらく、各々勝手に解釈したりします。
【対応策】
箇条書きなど簡潔にわかりやすい言葉で書きましょう - 周りもルールを守っていない(社長、上司含め)
【対応策】
率先垂範あるのみ! 上司は部下のお手本になりましょう - 見て見ぬふり
【対応策】
ダメなものはダメ! の徹底
口頭注意、書面での注意指導、それでもだめなら就業規則どおりに懲戒処分 - 信頼関係ができていない
信頼関係ができていないと、「社長の言うことなんて聞かないよ」「困らせてやれ」
等と反発されます。
【対応策】
まずは、上記の各対応策をきちんと有言実行しましょう。
その過程で信頼関係が築かれます。
まとめ
ルールがきちんと守られている職場では、みんなが安心して働けます。
その結果、トラブルがなくなり、生産性が良くなります。
また、そのような会社を好きになり、長く働きたいと思われるでしょう。
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