はじめに
あなたの職場で、こんな声を聞いたことはありませんか?
「この会社、これからどうなるんだろう」
「方針が曖昧で、将来が見えない」
前回は、評価の不透明さが社員のやる気を奪うことについて触れました。➡上司への不満② なぜ社員はやる気を失うのか?評価が伝わらない職場の危うさ
今回はさらに深く、「会社の未来が見えない」ことが、どれほど大きな問題かを見ていきます。
「未来が見えない」は、ただの不満ではない
人事制度の設計に向けた社員アンケートを取ると、決まって出てくるのが、
「会社の進む方向がわからない」
しかもこれは、ただの愚痴ではありません。
日々、責任感を持って仕事に取り組み、自らを成長させようとする、いわゆる“優秀な社員”たちから届く切実な声なのです。
優秀な社員ほど、「会社の未来」と自分の人生を重ねている
たとえば、こんな問いかけを受けたことはありませんか?
- 「5年後、この会社はどこを目指していますか?」
- 「いま取り組んでいる仕事が、会社の未来にどうつながるんですか?」
彼らは、会社の未来を、自分の人生の一部として見つめています。だからこそ、その未来がぼんやりしていると、不安になり、やがて迷いが生まれ、最後は転職という選択へ傾いていきます。
「不満がない」人の本音
一方で、何も言わない社員もいます。
「特に不満はないです」「自分の給与が分かればいいです」
そんな言葉に安心してはいけません。
それは満足ではなく、「どうせ何を言っても変わらない」というあきらめかもしれません。
未来に期待を持たなくなった職場は、成長も連携も止まってしまいます。
会社の未来を語れない上司に、人はついてこない
会社の方針が見えない職場では、社員の不安が広がります。
そしてその不満は、いずれ「転職」という選択肢へと変わります。
本当に手放したくない人材を引き留めたいのであれば、未来を「見える言葉」にして示すことが必要です。
まとめ:未来を共有することで信頼は育つ
会社の方針やビジョンは、1度伝えれば終わりではありません。
日々のミーティング、何気ない会話の中で繰り返し共有されることで、ようやく組織の文化になっていきます。
「この会社で、自分の力を活かせそうだ」
そう思える社員が増えるかどうかは、あなたの言葉にかかっています。
次回予告:リスクに備えていない組織は危うい
次回は、「リスク管理ができていない」ことで、会社全体に与えるリスクについて考えて行きます。
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