私は、初めて従業員を雇う前に、ざっくりとしたキャリアパスを作りました。
それは表形式のもので、縦軸は1級、2級、、という等級で、横軸は等級ごとの「仕事内容」「求められる能力やスキル」「標準年数」そして「基本給額」で構成されています。
このような一覧にしておけば、部下も自分の給与額に納得性が持てると思います。
たとえば、
- 「今はこれしかできないから、この金額なんだ」
- 「この仕事ができるようになれば、この金額がもらえるんだ」
- 「将来、このような仕事を任せてもらえるんだ」
と目標ややるべきことがわかり、モチベーションアップにつながります。
また、賃金に不満がある人に対しては、「あなたはここができていないから、この金額なんですよ」と納得してもらいやすいです。
さらに、部下の今後の育成方法も、見える化のおかげで確認できるので、最初に作っておいてよかったなと思いました。
見える化していないと、社長の勘違いで基本給がバラバラになり、余計なトラブルが発生することもよくあります。それが原因で集団退職となった悲惨なケースもありました。ここは絶対に避けたいところです。
あとは時代の流れによる業務変更、最低賃金、賃金相場等に応じて、評価内容や金額を適宜変更していきます。
最初はテキトーに基本給や手当を設定し、あとで痛い目に遭っている会社さんをよく見ますので、やはりスタート時点で簡単なキャリアパスを設計しておかれることをお勧めいたします。
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