友達の旦那さんは、昔から子供に過保護なのだそうです。
周りからは、優しい旦那さん、まめな旦那さんと評判です。
過保護の良い面は、よく気が付く・気が利く、根本的に優しい、
反面、押しつけがましい、うざい、人が育たない、、でしょうか。
子供が小さいときは、きっと「優しいパパ」「なんでもしてくれるパパ」ということで大絶賛なのでしょう。ところが、自我が芽生えてくる思春期の頃になると、「うぜぇ」 「ほっといてよ!!」とか言われて避けられる・・・。それがいわゆる「反抗期」なのでしょうが。
このように、相手の成長に応じて対応を変えていかないと、良かれとしてやったことが逆効果になる。反発され、嫌われてしまう。口もきいてくれなくなる。
ところが、当事者はそこになかなか気が付かない。そして、「子供が変わってしまった」「私の愛情が足らないのでは?」と自己満足の愛情をさらに押し付けてくる。
「なんでもやってあげる愛情」から、「見守る愛情」に変わる必要があるのに・・・。
これは上司と部下の関係においても同じです。
入社一年目の従業員に対しては、目をかけ、手をかけ一生懸命教えていく。
そして、少しは成長してきたかな? とよく観察し、大きな愛情で突き放す。
手はかけないけど、目はかけたまま。そして「教育」というお金を使う。
親の場合は、それが「無償の愛」ですが、会社・上司にしたら「会社の利益と顧客満足、そして従業員全体の成長」が目的。部下育ても子育てと基本は変わらない。
このような成長段階に応じた教育をしないでいて、一方的に、
「うちの従業員は成長しない」「言われなければやらない」「何も考えない」という上辺だけ・主観だらけの評価をしていては、信頼関係は築けない。まずは、そこに気づくところから会社の成長は始まります。
コメント