職場の現状
社会保険労務士として18年間、多くの会社を見てきました。
その経験から言えるのは、労使の人間関係がうまくいっている会社は全体の1割程度しかないということです。
多くの職場で「報連相がない」「感謝がない」「対話がない」といった不満が積み重なり、雰囲気の悪さや離職につながっています。
自己チェックのすすめ
人間関係の改善は、管理職の意識と行動から始まります。
次の8つをチェックしてみてください。
- 部下の話を聴き、そのまま受け止めているか?
例:「なるほど、そう考えているんだ」 - 従業員を一人の人間として尊重しているか?
例:「この部下が他人でも、そのような言葉遣いや接し方をするか?」 - 上司の方からも「報告・連絡・相談」をしているか?
※「部下から報告するもの」と思っていませんか? - 「ありがとう」を日常的に伝えているか?
- 「おつかれさま」「助かっているよ」とねぎらいをルーチン化しているか?
- 部下の成長のために、ささいなことでもほめ、冷静に叱れているか?
- 間違えたら素直に謝っているか?
※できている上司は少数です。 - 定期的に1対1の対話や面談をしているか?
まとめ
もし当てはまらない点があったら、この8つをチェックリストにして、今日から一つずつ改善してみましょう。
小さな積み重ねでも、3カ月もすれば職場の雰囲気は必ず変わります。
職場の人間関係を良くするのは難しいことではありません。管理職のちょっとした行動が、社員の信頼と職場の空気を大きく変えていきます。
「もしかしてうちの職場も当てはまるかも」と感じたら、早めにご相談ください。
状況を整理し、必要に応じて改善策や対応方法をご提案いたします。
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