結論
「言わなくてもわかる人」はごく一部。
大半の社員は、言われなければ気づきません。
言うべきときに、言うべき人が、言うべきことを伝える――それが職場の規律を守る第一歩です。
よくある上司の言い訳
上司の言い訳の一つに、「いちいち言わなくてもわかると思った」があります。
このような言い訳は、部下がミスをしたり不祥事を起こしたときによく聞かれます。
本人の資質にも問題はありますが、何も注意をしてこなかった上司の対応にも問題があります。
指摘しない上司の末路
上司が何も言わないと、部下は「このままでいいんだ」と勘違いします。
- 「言われない=自分は優秀」
- 「注意されない=一生懸命やっている証拠」
その結果、ミスは改善されず、手を抜くようになり、状況は悪化。
上司は「いつか気づくだろう」と我慢しますが、やがて大きなミスをきっかけに爆発します。
寝耳に水の部下
突然怒られた部下はこう反発します。
「なんですか?いきなり」
「だったらもっと早く言ってくれればよかったのに!」
自分を「できる人」だと思い込んでいた部下にとっては青天の霹靂。
その瞬間から上司への信頼は失われ、組織はギクシャクしていきます。
対応策
社員のタイプは大きく3つに分かれます。
- 言わなくてもできる人(2割)
- 言えばわかる人(6割)
- 言ってもわからない人(2割)
大多数は「言えばわかる人」です。
だからこそ、言うべきときに、言うべき人が、言うべきことを伝えることが重要。
その責任を担うのは、組織のトップなのです。
まとめ
問題社員が生まれる背景には、上司の沈黙があります。
「いちいち言わなくてもわかる」という思い込みが、部下を勘違いさせ、組織を崩壊させる土壌をつくるのです。
大事なのは、部下の行動を放置しないこと。
小さな指摘の積み重ねが、組織を健全に保つ最大の防波堤になります。
「もしかしてうちの職場も当てはまるかも」と感じたら、早めにご相談ください。
状況を整理し、必要に応じて改善策や対応方法をご提案いたします。
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