はじめに
組織改革を成功させるためには、トップの強い意思だけでなく、協力してくれるメンバーの存在が欠かせません。特に管理職を中心に、現場の声を反映しながら具体的な改善を進めるチームづくりが重要です。今回は、そんなプロジェクトメンバーの選び方と、効果的な改革の進め方について解説します。
組織改革の覚悟ができたら、次は協力メンバー選び
会社の未来のために、従業員の幸せのために、これまでのやり方を真摯に振返り、本気で組織改革をしていこう!と覚悟を決めたら、次は、改革に協力してもらうプロジェクトメンバーを決めます。
メンバーは主に管理者が中心に
メンバーの決め方はいろいろありますが、管理者になることがほとんどです。なぜなら、組織は社長や管理者の意識や行動が変わらなければ変わらないからです。
また、改善の過程で彼ら自身がリーダーとしての役割を学び、成長していくことが期待されます。第三者のコンサルタントがメンバーに加わることもあり、この場合は比較的スムーズに進みやすいです。
改善計画はアンケート結果をもとに立てる
メンバーが決まったら、次は具体的に取組んでいく改善計画を立てていきます。
ここでの材料となるのは、アンケート結果で明るみになった組織の課題です。
- そもそも、その業務は必要なのか? の検討や仕分け
- 必要な業務だとしても、もっと効率のいいやり方は?
- ミスなく正確にできるやり方は?
などなどを現場も巻き込んで検討し、その問題に優先順位をつけて改善計画を立てていきます。
ここからがワクワクのスタート地点
この段階は組織改革の中でも特にワクワクする瞬間です。なぜなら、これらの課題が改善されることで、「働きやすく、働きがいのある組織」に大きく近づくからです。
最初の一歩がうまくいかない理由
しかし、多くの会社でこの最初の一歩がうまくいかず、計画が停滞してしまうことも珍しくありません。メンバー選定の不適切さや目標の曖昧さ、現場の協力不足などが原因になることが多いです。
次回予告
次回は、空中分解についてお伝えします。
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