初めての相談は誰だって緊張するもの
初めて専門家に相談するとき、少しドキドキしませんか?
「叱られたらどうしよう」「こんなこと聞いていいのかな…」
そんな不安、私もよく分かります。
私も初めて弁護士さんに相談したときは、緊張してうまく話せませんでした。「専門家に話すって、こんなに勇気がいることなんだな」と実感しました。
でもご安心ください。
社労士として無料相談会などで数えきれないほどの初回相談を受けてきましたが、最初はみなさん少し硬い表情でも、帰る頃には笑顔で「スッキリしました!」と仰います。
こちらもほっとする瞬間です。
相談の流れをちょっと覗いてみましょう
実際の相談は、こんな感じで進みます。

初めまして、社会保険労務士の竹内と申します。よろしくお願いいたします。

は、初めまして。あの、ちょっと人のことで…

大丈夫ですよ。どんなことでしょうか?

実は“問題社員”がいまして…。注意しても改善せず、周りの士気も下がってきて…

なるほど、それはお困りですね。状況を少し整理してみましょう。
(10分ほど、丁寧に現状をヒアリング)

解決方法はいくつかあります。たとえば、一つ目は“注意書面を残す”、二つ目は“面談記録を作る”。私は二番目をおすすめします。その理由は……

ネットで調べてもよく分からなかったので、助かります!

ネットの情報は一般論が多いんです。実際は、会社の規模や就業規則によって判断が変わりますからね。

なるほど! 具体的にどうすればいいか見えてきました!

はい、この方法でうまくいったケースもあります。
それでは、具体的な進め方と料金についてご説明しますね。

ありがとうございます。安心しました!」
安心して相談いただくために
初回相談は、じっくりお話をお聴きしながら、
「現状の整理」→「選択肢の提示」→「最もリスクの少ない方法の提案」
という流れで進めていきます。
もちろん、社労士の範囲を超える内容であれば、信頼できる弁護士をご紹介することも可能です。
そしてなにより、社労士には法律で守秘義務があります。社内の事情や個人の悩みが外に漏れることは絶対にありません。
だからこそ、安心してお話しください。
「こんなこと、相談していいのかな?」という内容ほど、実は一番早く解決できることが多いのです。
編集後記
初回相談で「先生、もっと早く来ればよかった」と言われることがよくあります。
悩みは、放っておくほど大きくなります。
もし少しでも「気になっていること」があるなら、“話すだけでも整理がつく” その安心感を体験してみてください。
執筆:埼玉県熊谷市の社会保険労務士 竹内由美子
中小企業の人と職場をサポート。“安心して働ける職場づくり”を伴走支援しています。


