「採用時によくやってしまう間違い」をアップしました! 20240726

従業員をそろそろ雇いたいと思ったら

人を雇う際に必要なこと

従業員を雇うと、どのようなことが今後必要になるのかを、ざっくりとお伝えいたします。
法人で、フルタイムの従業員を一人雇う』という設定にします。

  1. 雇用契約書の作成と締結
  2. 労働保険(労災・雇用)、社会保険(健康保険・厚生年金保険)の新規適用および従業員の加入手続き
  3. 時間外労働・休日労働の届出(36協定届)
    1日8時間、週40時間超えの時間外労働や休日労働をさせる場合等
  4. タイムカード等の準備
  5. 給与・賞与計算、年末調整
  6. 住民税・所得税の手続きや納付
  7. 健康診断(採用時、年に一回の定期 等)
  8. 年次有給休暇の付与(採用後6カ月目から) 等々

まずは、こんなところでしょうか。

よくあるご相談

相談者
相談者

仕事がいっぱいいっぱいで、そろそろ従業員を雇いたいと考えています。

相談者
相談者

その場合の具体的な手続きや、

どれぐらいの費用(人件費)がかかるのかを教えてもらえますか?

といったご相談を受けることがよくあります。
そのときに、上記の話をすると、「人を雇うかどうか、もう少し考えます」という人は多いです。

ご参考までに:早々に廃業した事例

勢いで採用した例も過去にいくつかありましたが、半数以上が、その数カ月~2,3年の間に廃業していきました。

廃業した理由は、

  1. 自分のやり方にこだわった結果、思った以上に業績が伸びず、従業員の給与や社会保険料が払えなくなったため、傷が浅いうちに廃業
  2. 仕事はあるが、従業員の指導ができず(コミュニケーション力なし)、一人に戻る
  3. 開業当初は順調だったものの、次第に業績が悪くなり、社会保険料も長期に滞納するほど資金繰りが悪化して廃業。この社長さんは、労働者として他の会社でも働いていました。

雇用するなら、人材育成も計画

人を雇用するのも大変ですが、従業員を一人前にするために、さらにやらなければならないことがあります。それは、

  1. マニュアルや手順書、チェックリスト等を作って仕事を教える
  2. 情報を共有する(仕組み化する)
  3. 定期的に評価する(モチベーションアップになる)
  4. 「やってはいけないこと」「やらなければならないこと」等のルールを決めて守らせる(問題社員を作らない)
  5. 社長自ら手本になる

なども必要になってきます。

実際に業務を任せるようになると、この人材育成の方が大変です。
人数が少ないうちに仕組み化しておくと、あとあとラクできます。

まとめ

こうやって書き出してみると、人を雇うのは本当に大変です。

とはいえ、最初からすべて完璧にやる必要はなく、できるところから、優先順位を決めて、一つずつ取り組んでいかれれば大丈夫です。

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