「就業規則の自作はデメリットが多い」を投稿しました20250330

情で採用すると失敗する

知り合いを採用した例

身近な人や知り合いを採用する場合、
事前にその人の能力や仕事に対する姿勢などを確認せずに、
いきなり正社員や高時給で採用してしまう例が多いようです。

その場合、次のような結果になっていました。

  1. 起業と同時に、知り合いをパートとして採用。
    パソコンが使えない人だったため、ほとんどの時間をパソコンのレクチャー
    に費やしてしまった。また、仕事もなあなあになり、数か月後に廃業した。

  2. 起業と同時に、知り合いを正社員として採用。
    すべてにおいて行き当たりばったり、なんとかなるさの無計画だったため、
    早々に毎月の社会保険料が負担になり、起業後半年で廃業。

  3. 「これまでずっと働いてきた人だから仕事はそこそこできるだろう」
    とテストもせずに、失業中の知り合いを採用。
    蓋を開けてみると、初歩的なミスが多く、さらに5年経っても改善されないので、
    話合いの上で辞めてもらうことに。

他にも多々ありますが、総じて、

  • 知り合いだからという根拠のない期待を持ってしまった
  • 任せたい仕事に対する適性を事前に見極めなかった
  • 知り合いなので、かえって言うべきことが言えなくなってしまった

等の原因があったようです。

採用は難しい

たまに、
「誰かを採用すると助成金がもらえるんでしょ?」
「助成金がもらえるなら人を採用しようかな」

といった質問をされることがあります。

まず、助成金はそんなに簡単にもらえるものではありません。
法律を守っていることが前提になりますし、それなりの覚悟が必要です。

採用はその人の能力や仕事への向き合い方を見極めて
慎重になさることをお勧めいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました