知り合いを採用した例
身近な人や知り合いを採用する場合、
事前にその人の能力や仕事に対する姿勢などを確認せずに、
いきなり正社員や高時給で採用してしまう例が多いようです。
その場合、次のような結果になっていました。
- 起業と同時に、知り合いをパートとして採用。
パソコンが使えない人だったため、ほとんどの時間をパソコンのレクチャー
に費やしてしまった。また、仕事もなあなあになり、数か月後に廃業した。 - 起業と同時に、知り合いを正社員として採用。
すべてにおいて行き当たりばったり、なんとかなるさの無計画だったため、
早々に毎月の社会保険料が負担になり、起業後半年で廃業。 - 「これまでずっと働いてきた人だから仕事はそこそこできるだろう」
とテストもせずに、失業中の知り合いを採用。
蓋を開けてみると、初歩的なミスが多く、さらに5年経っても改善されないので、
話合いの上で辞めてもらうことに。
他にも多々ありますが、総じて、
- 知り合いだからという根拠のない期待を持ってしまった
- 任せたい仕事に対する適性を事前に見極めなかった
- 知り合いなので、かえって言うべきことが言えなくなってしまった
等の原因があったようです。
採用は難しい
たまに、
「誰かを採用すると助成金がもらえるんでしょ?」
「助成金がもらえるなら人を採用しようかな」
といった質問をされることがあります。
まず、助成金はそんなに簡単にもらえるものではありません。
法律を守っていることが前提になりますし、それなりの覚悟が必要です。
採用はその人の能力や仕事への向き合い方を見極めて
慎重になさることをお勧めいたします。
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