職場で悪口・不平不満を言いふらす人
職場に、口を開けば人の悪口、会社への不平不満を言う人はいませんか?
残念ながら、このような人は一定数います。
「そんなに嫌ならさっさと辞めればいいのに」と周りは思っています。
しかし、そういう人に限って辞めません。
このような人は、職場の秩序を乱し、みなさんの士気を下げます。
会社や仲間に損害を与えていますので、断固とした対応が必要です。
会社や仲間への損害とは
会社や仲間に与える損害とは、具体的にどのようなことでしょうか。
- 悪口を言われた人は傷つき、職場に行くのが辛くなります。
それが高じて精神疾患になる人もいます。
一度精神疾患になると、社会復帰が難しくなります。
医療費もかかります。 - 悪口を聞かされている人は、
「自分も陰で悪口を言われているのではないか」と疑心暗鬼になり、
安心して仕事に集中できません。
仕事に行くのが辛くなり、退職を考え始めます。 - 新入社員は、トラブルを避け、早々に辞めていきます。
また就活を始めなければなりません。
会社側も、またお金をかけて募集し、時間と労力をかけて面接、採用
をしなければなりません。 - このような人は、取引先にも内情を言いふらしますので、
会社側は、顧客や取引先の信用を失うリスクがあります。 - 社内のコミュニケーションがとりづらくなるので、情報が共有できず、
ミスが増え生産性が低くなります。クレームも多くなります。
このように、軽い気持ちで言い放つ悪口や不平不満が、
さまざまな方面に悪影響を及ぼすことになります。
対応策
- まずは、上記のような悪影響があることをきちんと伝えます。
- そして、
「職場は仕事をするところです」
「言いたいことがあれば、改善提案として堂々と申出ること」
等のルールを就業規則に規定し、全従業員に伝えます。 - それでもダメなら、個別に注意指導、それでもダメなら就業規則に則って
懲戒処分を粛々とします。
まとめ
悪口や会社への不平不満は、人を傷つけ、職場の秩序を乱し、仕事の生産性を低下させます。
その悪影響をきちんと説明し、自覚させましょう。
それでもダメなら懲戒処分や、昇給・昇格・賞与などの処遇に反映させ、
改善を求めましょう。
「あの人はああいう人なんだからさ」と何も手を打たないのが一番悪いです。
仕事中は仕事にだけ集中できる職場環境をぜひ整えていただきたいと思います。
従業員は職場環境を選べないのですから。
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