パワハラ社長に共通する特徴
これまで部下から「パワハラだ」と言われていた経営者・管理職の方には、
いくつかの共通点がありました。
- 気が短く、感情的になりやすい
- 失敗や問題の原因を他人のせいにしやすい(他罰的)
- 指導ではなく、責めたり攻撃したりする傾向がある
- 口癖が「なんで??」「こんなこともできないの?」
- 強い支配欲がある
- ”アットホーム”の名のもとに、過剰に干渉・コントロールする
- 外面(社外での評判)はとても良い
- 本当は気が弱く、自己肯定感が低い
いかがでしょうか。
もし思い当たる点があれば、それは変えていける部分でもあります。
パワハラをする人の背景
これまで、実際にパワハラと指摘された経営者の方に
「どうしてそのような言動をするのですか?」と伺ったことが何回かあります。
ほとんどの方が、次のように話されていました。
- 「自分も若いころに同じように厳しくされてきた」
- 「それを乗り越えたからこそ、今があると思っていた」
- 「それが当たり前だと思っていた」
ということでした。
これを聞いたとき、正直とてもショックを受けました。
パワハラは「負のループ」になりやすく、世代を超えて繰り返されるも
のだと実感したからです。
しかし、どんな理由があってもパワハラが許されるわけではありません。
パワハラ防止のためにできること
どんな理由があろうと、パワハラ行為は犯罪になりえますし、部下を深く傷つけ、
その未来を奪うことにもつながります。
また、これが表面化すれば、会社の評判が下がり、
採用や取引にも大きな影響を及ぼします。
さらに、部下から恨みを買い、訴訟や事件に発展するリスクもあります。
そうならないために、次のような取組が有効です。
- トップ自ら「パワハラは許さない」と明言する
- 何がパワハラ行為なのかを職場全体で学ぶ機会をつくる
- パワハラ防止ポスターを職場内に掲示し、意識を常に促す
- 定期的にパワハラチェックを全員で実施する
- 定期的に外部講師を招いてパワハラ研修をする
- パワハラ目安箱を設置し、苦情や相談があればすぐに対応する
(※第三者が関与するとスムーズに進む場合が多いです)
できることから一つずつ着実に始めていくことが大切です。
まとめ
「もしかして、自分も当てはまるかも」と感じられたら、それは変化の第一歩です。
職場が安心できる環境になるように、一緒に考え、取り組んでいきましょう。
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