はじめに
「社員が言われたことしかしない」
「自分で考えて動ける人がいない」
こうした悩みを持つ社長さんは少なくありません。
しかし、それは社員だけの問題ではなく、実は社長自身の言動や職場の文化
に原因があることも多いのです。
指示待ち人間を生み出す社長
私が次のような質問を社長さんにするとします。
「部下の話を聴いていますか? たとえそれが自分と違う意見であっても。」と。
この質問に対する社長さんの答えは、90%「NO」です。
多くは、「社長が言うことに黙って従っていればいいんだ」と考えています。
若い社長さんであっても。
その結果、このような社長さんの元には、「イエスマン」だけが残ることになります。
イエスマンの特徴
イエスマンの特徴は、
- 指示がないと動かない
- 自分から提案しない
- 最低限の質で仕事をゆっくりこなす
- 顧客ファーストではなく、自分ファースト
こういった社員は、
「何も言われなければ動かない」
「どうすればいいか分かりません」
と思考停止しがちです。
このように育ててしまったのは社長さんなのですが、
そのことを忘れ、「うちの部下は言われたことしかしない」と愚痴ります。
社長が変わると、社員も変わる
あなたの部下たちはいかがでしょうか?
もしイエスマンの部下がいる場合は、部下を責める前に、
まずは自分の姿勢を振り返ってみることが大切です。
「あなたはどう思う?」
「何か良い方法はある?」
こんなふうに、日々の会話の中で部下に問いかけるだけで、
少しずつ自分で考える習慣が育っていきます。
まとめ
指示待ち人間ばかりの職場は、やがて自滅します。
でも、今ならまだ間に合います。まずは社長が変わることから始めましょう。
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