採用は難しい
採用は本当に難しいです。悩みは尽きません。
たとえば、
- 求人を出しても人が来ない
- 人は来るが、ピンとこない
- やっと採用したのにすぐに辞められてしまった
このような相談はよくあります。
対応策
1.求人を出しても人が来ない
若い人は、大企業や大手、IT関連企業に、そして刺激やキャリアアップを目指して都会にたくさん集まっているようです。
地方の中小企業が募集をかけても、なかなか人が集まらないのは仕方がない時代のようです。
と言ってみても先に進まないので、次の検討をしてみるのはいかがでしょうか?
たとえば、
- ターゲットの年齢層を決める
家族がいる30~40代か、シルバー世代か等 - ターゲットがよく見る求人媒体を活用する
ハローワーク(求職者の信用度up)、民間求人、sns、自社求人サイト等 - ターゲットが望む給与・賞与・休日・労働時間などを検討する
世間相場を研究しましょう - 自社の理念、行動指針、強味、思いをアピール
等、他にもできることはいろいろあります。
2.人は来るが、ピンとこない
「面接にはくるが、なかなかピンとこない」というお悩みもよくあります。
どの社長さんも、「いい人」はいる、そのうち来る、と思っています。
そして、その「いい人」のハードルがとても高いのです。
優秀な人は都会に集まります。
本当に優秀な人は、会社が手放さないから労働市場には出てこない、とも言われます。
「いい人を採用しよう」と思うのではなく、
「こういう人だけは採用しない」という最低ライン方式に変えてみると、少しだけ採用がラクになるかもしれません。
最低ラインを決める際は、現場の人の意見をとり入れるといいと思います。
現場で必要な人材のことは、現場の人の方がよく分かっているからです。
意見を取り入れられた先輩たちは、責任をもって新入社員を育ててくれるでしょう。
3.すぐに辞められてしまった
「やっと採用できたのに、すぐに辞められてしまった」
といった嘆きは、あちこちで聞きます。
そこで検討するのが働きやすい職場づくりです。
労働者が働きやすいと考えているのは、次のような職場です。
- 休日が多い
完全週休2日制、年末年始・夏季休暇・祝祭日は休み - 初任給が相場より高い
- 残業時間がない、少ない(月10時間程度)
- 有休が取得しやすい
- ハラスメントがない(特にパワハラ)
- 人間関係が悪くない
いかがでしょうか?
「そんなのできないよ」では、今と変わりません。
人が減っていくだけです。
「やってみよう!」「そのためにはどこをどう変えていけばいいのか」
と前向きに考えられれば、人は集まりますし、いい人材が定着します。
育てる仕組みもアピール
大事なのは、普通の人(最低ライン以上の)を採用し、「どう育てていくか」です。
育てる仕組みはとても大事です。
どんなにいい人を採用しても、育てる仕組みが無ければ腐ってしまい、早々に退職されてしまいます。
優秀な人ほど、自分のキャリアアップや自己実現を望んでいるからです。
仕事を通して成長したいと考えているからです。
まとめ
「人が来ない」というピンチを、「働かせ方改革」をすることでチャンスに変える。
それが結果として、いい人材の定着にもつながっていきます。
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